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カレーパングランプリ®️予選終了後の鉄火場

データ整理の重要性

そもそも整理が重要ですよね。

部屋だってそうですよね。

部屋が整理できてないとどこに何があるかわからないので、

朝の切羽詰まった時間の中で、「探す」という膨大な時間を取られるわけです。

仕事は時間がそのまま勝ちになることが多々あるので、

「これはいいか」

なんてデータを個人的に使うものとおざなりにすると、

後でそのデータがすぐに使えないなんてことになり、

また膨大な時間を要する作業に向かわなければならず、

効率の悪い、金食い虫、給料泥棒、なんて扱いを受ける可能性があります。

かつての日本カレーパン協会

正直、数年前までのデータの管理はできていない状況でした。

やすひさは20年以上IT屋(AXISTOOL:株式会社アクシスツール)をやっているため、

当たり前のようにデータ整理をしていましたが、

当時のJCA(ジャパン カレーパン アソシエーション、つまり日本カレーパン協会)は、

教育の場として、それぞれのポジションで、それぞれの経験を積むという、

私塾とか学校のような組織にしたい!

とやすひさが思って運営していたので、

今思うと、どこまで行ってもアマチュアの仕事だったと反省しています。

要は、データの管理なんていうのは基本的なことだから、

なければデータベースを作る(難しいものではなく、EXCELなどでもできる範囲)ことで、

後で困らないように整理をするのが当たり前

っていうのがやすひさの常識で、

学ぶ側からすれば、

それがわからないんだから教えてくれよ。

ってな齟齬があったんだなと今なら理解できます。

やすひさにはみんな怖いのか、遠慮しているのか聞かない

わからないながらもそれっぽくやってみる

それっぽくできてるから、できているのかな?

なんて深く見ない、ダメなトップだったわけです。

結果、メンバーのみんなは

前に作ったものを整理していれば、

時間かけなくて良いものを、

馬鹿みたいに毎回データを1から作り直して、

すんごい頑張ってくれていたわけです。

トップがダメだと、

メンバーはしなくていい労力を延々と投入し続けることになるわけです。

悲しくなってきますね…

でもまあ悲しい過去の反省はこれくらいにして、

グランプリで何をしているかのお話をしようかと思います。

カレーパングランプリ®️予選終了後

そもそもカレーパングランプリ®️の予選終了後は何をやっているかというと、

まず予選の投票データがあります。

これはこのままでは使えません。

データの成形をします。

データ成形

これが膨大な時間を要することになります。

IT技術者さんでも普通に6時間くらいはかかると思います。
(今回、投票数6,000件以上でした(汗))

投票者さんたちは普通に手で入力しますから、

正しい情報であるかは定かでない投票データが届きます。

それを一個一個確認しながら、

似たものを寄せ集めて、

集めたものの中から正しそうなものに集約していきます。

目で見て、全部手で直します。

心を無にしないとやれません(笑)

これは日本唐揚協会のからあげグランプリ®️でも同じです。

唐揚弁当グランプリでも同じことをしますが、まだこちらはやっていません(汗)

ランキング作成

ここで初めてランキングが作成できます。

そりゃそうですよね。

データが整ってなければ、

集計しても全部バラバラで「1」が数千個できるだけですから、

寄せて集めてグループ化して、

数を数えられるようにするために、前段階で成形をしているわけです。

そうすることでやっと、

普通にどこどこベーカリーの〇〇カレーパンに30票入ってた

みたいに集計することができるんです。

成形はEXCELでやっていますが、

集計はEXCELだとできないんですよ。

去年は無理矢理頑張って、シートを何枚も使ってやりました。

だってmacしかなかったんですもん。とほほ。

毎年通常であれば、windowsを使います。

なぜならばMicrosoftAccessがwindowsなら動くからです。

これが簡単なんですよ。

成形データを入れ込んで、グループ化と集計ってクエリ作るだけですから。

Excelだとピボットやら関数やらをめちゃくちゃ駆使しても、

綺麗に情報が出てこないんですよ。

欲しいのはランキングだけなんですけどね。

SQLにブッ込めばmacでもできるんですけど、

これもまためんどくさいので却下しまして、

せっかくWindowsにMS Access入ってるんだから、

これでやっちゃえばいいじゃんと、

グループ化と集計でランキングできました。

ちなみにやすひさは大学生の頃から企業でAccessで集計データを作っていたので、

この辺はお手の物というわけです。

当時のAccessのバージョンは、MSAccess ver.3 だったと思います。

で、一定票数以上のカレーパンを抜き出して、

そこが足切りラインとなり、予選通過店舗が確定します。

ここまでが、やすひさメインの仕事となります。

理事長なのにね(笑)

ファン協会の理事長って、よくある偉い理事長さんと違いますからね。

[ 理事長 ]って役割の1スタッフってだけですからね。

でもまあ、これを他の人に任せたら、時間がかかってしょうがない。

こればかりは経験がある技術者じゃないと時間が無意味に過ぎますからね。

予選通過連絡

さあ、ここからがある意味人海戦術が使えるターンとなります。

去年のCPGP(カレーパングランプリ®️の略称)で、

金賞以上を受賞しているカレーパンはシード権が適応されるので、

シード保有ベーカリーと予選通過ベーカリーに連絡をする必要があります。

ここで大事なのがデータ整理です。

とにかく、どこに、いつ、何を連絡したかを把握するためには、

そのベースとなる本選出場権利保有リストなるものが必要になります。

これがとんでもなく大事な基本情報になるからです。

今年はここで失敗しました(汗)

基本情報のリスト作成をメンバーに任せてしまい、

時間が無駄に過ぎてしまった感が否めません。

項目くらいまではやすひさが用意をして、これを埋めて下さいと、

キチンと指示をしておけばよかったのに、

いつものザックリ指示で、

結果「なんとなくそれっぽいリスト」

になってしまっていました。

我ながら、いい加減に学習をして欲しいものです(とほほ)

方針としても、

電話連絡が時間がかかり過ぎて間に合わないからメールが基本

というのが周知徹底ができておらず、

電話をかけ始めていたところでした。

今日が14日で、18日にはベーカリーさんから参加可否をもらいたい。

そうしないと、20日にはポスター配送段取りをしないとなので、

9月頭からの本選にポスターが届かないかもしれない。

という切羽詰まった感じ。

という状況が今ここです。

今朝緊急会議をして方向修正をしましたので、なんとか間に合うはず!

その後

まだまだグランプリは続きますが、

予選と本選の間にはこんな感じで、

CPGP一番の佳境と言ってもいい激しい作業

となります。

来年にはもうちょっと期間をあけさせてもらって、

余裕ある運営にしたいですよね…

宮脇専務とよく相談をして決めたいと思います。
宮脇専務はこんな人

あ、ちなみに上記のリストがきちんと整った上で、

これから本選までにやるべきことは

  • メール連絡したが返事がないベーカリーへの再連絡
  • 本選参加可否の最終チェック
  • 本選参加ベーカリー請求処理
  • ポスター郵送手配
  • 参加確定カレーパンの投票システム登録
  • 投票システムの稼働確認
  • 予選通過カレーパン&ベーカリーのニュースリリース
  • 本選開始処理

結構エグいですよね(笑)

グランプリの参考に

というわけで、グランプリ予選のその後のお話をしました。

結構リアルに大変な作業を四人でやっているのが驚愕ですよね。

協会やコミュニティ運営をする上で、

グランプリはかなり大きなキーとなるイベントですので、

ぜひ参考にしてみてください。

ABOUT ME
やすひさてっぺい
一般社団法人日本唐揚協会会長兼理事長。ケーアールジー株式会社代表取締役。1996年 学生時代にITで起業し、WEB制作、アプリ制作、システム開発など多岐に亘る仕事の傍、唐揚げが好きで「唐揚げ唐揚げ」言い続け、現在20万人の会員を有する日本唐揚協会を創設。唐揚げに関わるコンサルティングやITを活用したコミュニティ構築、協会構築の応援をし続けている。