本日最終回の『リッチマン,プアウーマン』ですが、とても感慨深い作品になりました。
やすひさは、96年からIT企業を経営していますが、その間に本当に色々なことがありました。
96年当時は、ITの素晴らしさに本当に感動をし、インターネットの世界は世の中のすべてを変えることができる!本当に感動を勢いに乗せ、学生で企業をしながら自分と社会とのつながりに喜びを感じ、自分でも世の中に受け入れてもらえるのかもしれないと可能性を常に模索していました。
今回、このドラマを見ていながら何度涙が出たことでしょうか。
やすひさは天才でも何でもありませんが、2000年くらいから会社がドンドン大きくなり、色々な大人と付き合っていくようになり、資本金だけ何億という規模になっていきました。
そういう時代でした。
資本の関係で、自分の会社に仲間以外の取締役も入ってきます。
好きなコトだけやっている本当に小さな会社に大きなお金が流れ込んでいく中で、色々な甘言が囁かれます。
アパートの一室でオリジン弁当を分け合いながら一緒にやってきたNo2は、そちらに流されていきました。
結果として、やすひさはその会社を去ることになります。
恨む気持ちは特にありませんでした。
この主人公の想いは、当時のやすひさの忘れていた想いを起こしてくれました。
恨みは無かったですが、こういう結果になった自分の能力の低さを悔やみました。
悔しさは時として、大きなパワーを持ちます。
今のやすひさは少なくとも当時のパワーがあったから今ここにいます。
そして、もう一度この悔しさを思い出した今、もっと大きく、優しく、強くなれる気がします。
今日の最終回、楽しみです。