もくじ
自己肯定感なんて嘘っぱちだ
巷では自己肯定感が最高だ、最強だ
自己肯定感があればなんでもできる!
自己肯定感があれば乗り越えられる!
というイメージが世の中にはあると自分は感じています。
風潮があるというか、そういう風に読み取れています。
自分的にとっては、そう感じています。
ただ、実は自分はこの自己肯定感最強説に対して、
疑っています。
もっと言えば嘘だと思っています。
自己肯定感の正体とは
そもそも自己肯定感とは何なのでしょうか?
言葉の定義
wikipediaで調べてみると、
自己肯定感(じここうていかん)とは、自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉であり、自尊心(英語: self-esteem)、自己存在感、自己効力感(英語: self-efficacy)、自尊感情などと類似概念であり同じ様な意味で用いられる言葉である[5]。現在、これらの言葉は多義的に用いられることが少なくなく、結果としてあらゆる肯定的な心理的要素を表現する包括的名称(umbrella term)となっているという指摘がある[6]。
wikipedia 2020/08/29
(なるほど)と思って辞書で調べてみたらちょっと面白かったです。
自己肯定
weblio辞書
読み方:じここうてい
自らの存在意義や価値などに関する積極的な評価、自己評価することなどを指す表現。「自己否定」に対する語として用いられる場合を除けば、もっぱら「自己肯定感」の語として用いられる。自己肯定感は円滑なコミュニケーションや人間関係の構築などに大きな影響があるとされる。
自己肯定感では無いんですね。
自分が気にしているのは、この「感」です。
引き続き辞書でこの「感」を調べてみると、
かん [1]【感】
weblio辞書
① 物事を見たり聞いたりして起こる心の動き。 「隔世の-」 「時期尚早の-がある」
② 心が強く動かされること。感慨。
③ 接尾語的に用いて、…の感じの意を表す。 「解放-」 「幸福-」
この③が当てはまるので、この「感じ」を調べてみました。
かんじ [0] 【感じ】
weblio辞書
① 外界の刺激によって生じる感覚。 「指先の-が鈍る」
② 物事に接して感じたこと。印象や感想、感触など。 「夢を見ているような-だ」 「 -が悪い」
③ そのものらしい味わいや雰囲気。 「効果音で祭りの-を出す」
③もしくはちょっと拡大解釈して①が
今回の自己肯定感の「感=感じ」だということがわかります。
つまり、
自己肯定感という言葉の定義は、
[自らの存在意義や価値などに関する積極的な評価、自己評価]の
[感覚]、[味わいや雰囲気]
ということな訳ですね。
そこで一つ疑問が湧きませんか?
感覚、味わいや雰囲気 みたいなフワッとしたもので
全てが解決できる
何事も乗り越えられる
って本当にできるの?
って思いませんでしたか?
素朴な疑問
じゃあですね。
これって感覚や雰囲気ですから、
この感覚や雰囲気が消え去る時が来るじゃないですか。
その時あなたはどうしますか?
自分を評価することで、
なんでも出来て、
何事も乗り越えられる
訳ですよね。
その感じが消える時ってありますよね。
似たようなもので例えば「幸福感」
すごく幸福を感じる訳ですよね。
「多幸感」とかとも言いますかね。
この感じってずっと続きますか?
続きませんよね。
上がる時もあれば、落ちる時もありますよね。
つまりとても不確かな感覚に立脚した、
感覚とか感情とかの一つが [自己肯定感]
これが自己肯定感の正体です。
条件付き最強
結局、自己肯定感は感覚とか雰囲気なので、
波がありますから、ある時もあれば、ない時もある。
常に自己肯定感はあるわけではないですから、
このなんでも乗り越えられる魔法の感覚は、
1秒でも長く留められる様にしておきたいですよね。
つまり、
自己肯定感は最強でもなんでもなく、
常に感じられる状態に持っていくことが出来たならば、
という
条件付きの最強となります。
条件がついたら最強じゃない気はしますけどね^^
じゃあ、この条件付き最強を本物の最強にする為には、
どうすれば良いのでしょうか?
真に最強の乗り越えられる力とは
自分はこの答えを筋肉に見出しました。
あ、違いますよ。
筋肉で全てが解決する筋トレ至上主義とかではなくて、
この自己肯定感を筋肉に見立てて、
訓練することで、
随時この自己肯定感を引き出すことができると考えています。
筋肉は鍛えれば鍛えるほど大きく強くなりますよね。
そんな風に自己肯定感をより感じられる様に鍛える。
つまり、本当に最強なのは、
この自己肯定感を引き出す力
自己肯定力
であると考えています。
自己肯定力とは
巷ではこの、自己肯定感と自己肯定力を混同しており、
使い方を誤っている為、
誤解が生じやすくなっていると思っています。
自己肯定感はあくまでも感覚です。
この感覚を維持し、引き出すことができるのが、
自己肯定力というわけです。
そしてこの自己肯定力は鍛えれば鍛えるほど、
自己肯定感を活用しやすくなる訳です。
自己肯定力の鍛え方
じゃあ、どうすれば鍛えられるんだ?
って思うかたが大半だと思います。
じゃあ、筋肉を鍛えるにはどうすれば良いですか?
はい。
筋肉を使うことですよね。
筋肉を使うことで、より筋肉が強く大きくなりますよね。
なので、自己肯定力も同じです。
自己肯定感を使えば使うほど、自己肯定力は大きく強くなります。
自己肯定感を感じるには、何をすればいいでしょうか?
はい。
「俺できる」「私やれる」
って思うことで感じますよね。
筋肉をつける場合、
いきなり100kgのバーベル上げますか?
上げませんよね。
身体壊しますよね。
筋が逝っちゃったとか、事故りますよね。
なので、小さな軽い鉄アレイとか使ったり、
自分の体の自重とかで鍛えますよね。
それと自己肯定力も一緒です。
その1:「出来て当たり前」を捨てる
とても小さな「できること」「やれること」
これを自分で
「俺できる」「私やれる」
って思う様にすることです。
フォームが崩れていては筋肉を痛めたり、
効果がなかったりします。
自己肯定力の場合のフォームは、
出来て当たり前
これを全部捨てることです。
小学生でもできることを、
自分みたいな大人が出来て当たり前、
って思う気持ちを捨てることが、
自己肯定力を鍛える、
キレイなフォームを身に着けることになります。
誰でもできると自分で思っていることを、
当たり前にしないで、
「俺できる」「私やれる」
と素直に受け取ってください。
実際は誰でもは出来なかったりします。
その2:褒め
これを癖づけるには、
とにかく、ぺこぱみたいに
自分も他人も動物でも機械でも、
なんでも肯定し褒めることをしまくります。
自分が馬鹿だと思って、
とにかく良い、すごいと思ったことを、
褒めます。
褒めて褒めて褒めまくるんです。
ここで気がついてくるかもしれません。
褒めは技術であるということに。
捉え方で、全てのことは褒められます。
こういう思考ができる様になったら、
次のステップに進みます。
その3:コト褒め
他人も自分も機械も動物も、
褒めていくことで、何でも褒められる様になります。
そこで、自分のことを褒められるだけ褒め倒します。
そしてそれを全てノートに記します。
さらに、モノではなく、コトも褒めて書いていきます。
過去のコト、今のコト、未来の夢を描いているコト、
自分の弱点だったコトでさえ褒めます。
小学校の時、給食が好き嫌いで食べられなかったけど、 先生に叱られながらも嫌なものは嫌だと 頑固に貫き通した過去のお前はすごいよ
捉え方でしょ?(笑)
こんなコトでも褒めることが出来ます。
こうすることで、
自己肯定力は鍛えられます。
常に意識して、自分を褒め、全てを褒めることで、
どんどん鍛えられていきます。
いつでも自己肯定感を引き出せますし、
持続力も、意識しないでも常にうっすら自己肯定可能です。
事業を進めるにしても、
協会やコミュニティーを進めるにしても、
夢に向かって進む上で、
この自己肯定力は本当に役に立ちます。
自分で自分の背中を押しまくれます。
「好き」と合わせたら、
無敵の無尽蔵な力の源になり得ます。
ぜひ、あなたの自己肯定力を強く大きくして、
あなたの夢をかなえる力にしていってください。