フランチャイズマガジン

フランチャイズや唐揚げに関する様々な情報を発信

コンビニフランチャイズ契約の準備〜メリット・デメリット〜

  • フランチャイズ
  • 解説
コンビニフランチャイズ契約の準備〜メリット・デメリット〜

コンテンツ

最初に

この記事の目的

この記事情報は飲食店(特に唐揚店を応援していますが、他の飲食店経営でも役立つ情報です)をやってみたい方、始めたい方、既に経営や運営をしている方に向けた、ノウハウ提供を目的に書き綴っています。

「飲食店経営は自分には難しいよな」「飲食店経営をやる上でなるべく失敗したくないなぁ」「唐揚店をもっと上手くやるためにはどうすればいい?」など、心配事や疑問に対して、事前に情報をキチンと集められる様記事にしていきます。

これらの情報であなたのお店が盛り揚がることを祈っています。

今日のテーマは「コンビニフランチャイズ契約の準備」

こんにちは。

24時間、365日、

美味しい「唐揚げ」を補給すればするほど

快調な会長、

やすひさです。

飲食店のオープンを具体的に考えている方、

飲食店をオープンすることを決意している方、

飲食店のオープンに向けて準備している方、

といった「予備軍」の方にお役立ちできるよう、

そして、

既に飲食店を経営されている

「諸先輩」の方につきましては、

おさらい程度にでも

活用していただけるよう、

で、あわよくば

ステップアップに貢献できるように、

様々なジャンルの「経営」に携わってきた

私、やすひさの

じっくり漬け込んで熟成させた

運営ノウハウのようなものを、

小出し、単品メニュー的に提供しています。

読んでいただける方の

よき「差し入れ」のひとつとなりましたら幸いです。

よろしくお願い申し揚げます。

今日のテーマは

「コンビニフランチャイズと契約する際の準備」です。

コンビニフランチャイズとの契約で発生する費用

まずはセブンイレブン、ローソン、ファミリーマートといった大手コンビニとフランチャイズ契約をする場合の、ロイヤリティ、加盟金、サポート制度などを紹介します。

※契約条件の一例を挙げていきます。詳しくは各コンビニのウェブサイトなどをご覧ください。

セブンイレブン

加盟金とロイヤリティなどについて

店舗や土地を自分で持っていれば加盟金は300万円(開業時出資金150万円/研修費50万円/開業準備手数料100万円)となります。

ロイヤリティは「売上総利益×0.43」です。

店舗や土地を持っていなければ加盟金は250万円(開業時出資金150万円/研修費50万円/開業準備手数料50万円)となります。

ロイヤリティは「売上総利益×スライドチャージ率」です。

その他サポート制度など

・「スタッフ募集サイトへの無料掲載+応募者の受付」はコールセンターが代行してくれる

・OFC(店舗経営相談員)が立ち上げ~運営までを補助してくれる

・オープンから数年が過ぎて、実績を積み重ねて「エリアのモデル店」として認められると複数店舗経営をできる可能性がある(複数店経営奨励制度)

※複数店舗を経営できればロイヤリティが下がるなどのメリットを受け取れます。

ローソン

加盟金とロイヤリティなどについて

加盟金:100万円

出資金:100万円

店舗運営必要資金:100万円

※計300万円

ロイヤリティ:「総荒利益高×一定比率」であり、300万円以下の範囲は45%、300万~450万円の範囲は70%、450万円~の範囲は60%

<h4>その他サポート制度など</h4>

・本部による、店内の電気や空調のための光熱費の一部負担(50%、1か月25万円まで)

・転居費支援金(100万円)

・本部による、見切りや処分額の一部負担

・オーナーインターン制度があり、給与(月々25万)を受け取りつつ、ノウハウを勉強できる(1~3か月。扱いは契約社員)

・オーナーインターン制度を受けると加盟金を100%免除される

・フランチャイズ加盟奨励金(50万円まで。25~35歳まで)

また、ローソンキャリア独立制度(ローソンファミリー独立支援制度)もあります。こちらはローソンで働いた経験がある人向けの制度であり、一人で店を持つためのものです。

ファミリーマート

加盟金とロイヤリティなどについて

※ファミリーマートの契約形態は主に4種類ありますが、ここでは最もオーソドックスなものについて解説します。

加盟金:50万円

開店準備手数料:100万円

元入金(商品代金・両替現金の一部として):150万円

※計300万円

ロイヤリティ(本部が土地や店舗を用意する場合):「月額営業総利益×一定比率」であり、300万円以下の範囲は59%、300万円~450万円の範囲は52%、450万円~の範囲は49%

その他サポート体制について

・開業時に、「既存店舗の実績を根拠とする損益関係の情報」「立地調査報告書(店の環境、顧客の動き、競争関係などのデータ)」などをもらえる

・夫婦、親子、兄弟、3親等以内の親族で経営するのであれば、開店準備手数料100万円が全て免除される

・複数店舗経営をすると、「営業総利益をベースとする奨励金」などの金銭面のサポートをしてもらえる

コンビニフランチャイズ契約をする主なメリット

1:景気の影響を受けにくい

コンビニで主に販売している商品は消耗品・日用品です。つまり「誰でも買うもの」ですから景気の影響を受けにくいです。

2:「来店理由」が意外と多い

公共料金の支払い、宅配便の利用、コピー機の使用など、「来店理由」が意外と多く、その中には、「ついでに何か購入してくれる人」も少なくありません。

3:様々な決済方法を低コストで導入できる

個人商店がクレジットカードや電子マネーなどを決済方法として導入する場合、大きなコストが発生してしまいます。

ですがフランチャイズ契約を交わせば、本部の有する決済方法を全て取り込むことができます(しかも低コスト、もしくはノーコストです)。

4:特殊な知識・技術が必要ない

覚えることは多いですが、特殊な知識や技術などは基本的に不要です(資格は必要です。詳しくは後述)。

コンビニフランチャイズ契約をする主なデメリット

1:ロイヤリティが発生する

コンビニに限りませんが、ロイヤリティを納め続けることになります。ロイヤリティを支払っても収益を確保できるように努力していく必要があります。

2:どの店舗でもサービス内容は基本的に同じ

これもコンビニだけの話ではありませんが、フランチャイズ契約をした以上、本部の意向に従うことになります。そのためサービス内容はどの店舗でも基本的に一緒です。

実際、あなたも例えば「どのローソンも同じである」などと感じたことがあるのではないでしょうか。

また、「スタッフを確保できないから、このサービスはしない」などの選択は原則としてできません。

3:コンビニ業界は人材不足

現在、コンビニ業界は全体的に人材不足です。そしてどうしても「人」が足りないとなると、オーナー自らが長時間現場に立たざるを得なくなるかもしれません。

4:契約期間が長い(10年以上)

多くのコンビニフランチャイズの契約期間は10年以上となっています。そのため、ほぼ骨を埋めるような覚悟で臨む必要があります。

5:「売れ残り品」は仕入れ値に含まれない

コンビニの場合、基本的に「売れ残り品」が仕入れ値に含まれないため、負担が大きくなりやすいです。

6:近隣にライバル店舗が増える可能性もある

特にコンビニでは、「あるエリアに集中的に出店する戦略(ドミナント戦略)」が採用されやすいです。これにより「売上の競争」だけでなく、「人材の取り合い」も発生して、厳しい状態に陥るかもしれません。

コンビニフランチャイズ契約後に求められること

続いて、コンビニフランチャイズ契約後にオーナーに求められることを紹介していきます。

売上・経営管理

これがオーナーにとって最も大事なことです。本部の指導などを活かしつつ、経営スキルをブラッシュアップしていき、収益を確保する必要があります。

従業員の教育

「従業員の教育方法のマニュアル」も本部からもらえますが、やはり基本的には現場にいるオーナーにかかっています。

オーナーの理念や人柄が従業員に反映されますから、店舗のモットーや目標をはっきりさせておくことが大事です。

売場管理と商品管理

消費期限や賞味期限に関する管理を行い、できる限り「売れ残り品」が出ないようにすることも大事です。

また、店内でおでんやパンを作っている場合も多いですから、清潔を保つことも重要と言えます。

発注

同じチェーンのコンビニでも店舗によって品揃えはバラバラです。

オーナーの趣味などで決めるのではなく、「客層」「立地」「地域制」などによって売れ筋を把握しつつ、自分の店舗と相性の良い商品を発注することが大事です。

「失敗しないコンビニフランチャイズ契約」をするための3つのポイント

1:「初期資金のための借金」はしない

コンビニの場合、初期資金は200~300万円ほどで済みますから自己資金だけで賄いたいところです。そうすれば初年度から黒字になりやすいですし、経営が傾いたり閉店したりした際の資金的な負担も小さくなります。

2:従業員の年代にバリエーションをもたせる

例えば

スタッフが学生に偏っている:就活や試験のタイミングでシフトを組みにくくなる

スタッフが主婦層に偏っている:夕方~夜に人手不足になりやすい

などですね。

こういった事がありますから、従業員の年代にはできる限りバリエーションをもたせたいところです。

3:できない事がある場合は本部と相談する

基本的に本部の指示には従う必要があります。しかし、物理的にどうしても難しい場合もあるでしょう。

そのような際には正直に「ここまでは可能ですが、それ以上のことは困難です」と伝えるべきです。そうでないとオーナーが潰れることになります。

こういった相談を無理なく行うためにも、普段から本部ときちんとコミュニケーションを取り、やや打算的な表現ですが「好かれておく」ことが大事です。

コンビニフランチャイズ契約をする際に準備するものとは?

資格

コンビニを開業するためにはこれらの資格が必要です。

・防火管理者

・安全衛生推進者

・食品衛生責任者

・酒類販売管理

大変に思えるかもしれませんが講習のみで取得できるものも多いですし、費用もトータル3万円ほどで済みます。

ちなみに「酒類販売管理」の主催は日本フランチャイズ協会であり、コンビニに従事していれば2000円で受講できます(一般的には4500円)。

土地・建物(店舗)

コンビニフランチャイズでは、フランチャイズオーナーが店舗用の土地・建物を準備する場合もあれば、本部が用意するケースもあります。

どちらにするかによってロイヤリティなどが大幅に変わります。

採用活動と教育

新しく開くコンビニであれば人材は集まりやすいです。

ただ、繰り返しになりますが、できる限り採用する年代にバリエーションをもたせましょう。

そして採用をしたら教育期間を作ります。

本部と相談しつつ全体的な計画を練り、無理なく開業できるようにしましょう。

おすすめのコンビニフランチャイズ|契約を検討してはいかがでしょうか

最後に特におすすめできるコンビニフランチャイズを2つ紹介します。

セブンイレブン

・優れた商品力

・特にプライベートブランドの顧客満足度が高い

・客層も幅広い

・OFC経営サポート制度により、未経験者でも始めやすい

・スタッフ募集サイトへの無料掲載

・応募者受付の代行制度

・数年経営して「エリアのモデル店」になれば複数店経営もできる

・複数店経営をすれば優遇あり(ロイヤリティが下がるなど)

ローソン

・高いブランド力

・「ヘルスケアローソン」や「ナチュラルローソン」などの特化系店舗も

・最初の1年間における商品廃棄を本部が5~7割負担(新店舗廃棄支援制度)

・ローソンの契約社員として学びつつ、給与を得られる(インターン)

・インターンを受けると加盟金100万円が丸ごと免除される

おすすめのビジネス

様々な飲食店を応援しているやすひさですが、
ビジネスとして一番おすすめしているのは唐揚店です。

ビジネスとしての唐揚げ

やり方と考え方がきちんと分かれば、
唐揚げほど低リスクで始められるビジネスは経験上ありません。
例えばフランチャイズで唐揚げを始めるとして、
これから飲食店を始める方は、
ノウハウをきちんと把握できるフランチャイズの強みを活かして、
通常より早く軌道に乗せられますし、
既存のお店を持つ方にも「一品フランチャイズ」という形態で、
今のお店を生かし唐揚げで利益を得ることもできます。

からあげフランチャイズ

そんな中で唐揚げに特化したフランチャイズ募集サイトがあります。
その名も『からあげフランチャイズ』です。
一般社団法人日本唐揚協会が運営する、
唐揚げが一番わかっている団体による、
安心、安全な唐揚げビジネスのフランチャイズ本部を集めたサイトです。
ぜひ、一度検討してみてはいかがでしょうか?
あなたのビジネスを加速させてください。