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唐揚人

『かぼちゃのたね』店主・福﨑和士(ふくざきかずし)さん

「素材バラエティ部門」"3年連続"最高金賞で次の舞台へ。
鹿児島県鹿屋市『かぼちゃのたね』の"たれツケからあげ"!

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人気メニューの唐揚げを引っ提げて2013年の「第4回からあげグランプリ®」より賞レースに参加。

2020年4月に催された「第11回からあげグランプリ®」授賞式にて、「素材バラエティ部門」の最高金賞を獲得した『かぼちゃのたね(寿店)』は、鹿児島県鹿屋市の住宅街に構えるテイクアウト唐揚げの専門店です。2009年に"森林の中の"カフェバーとしてオープンし、人気メニューの唐揚げを引っ提げて2013年の「第4回からあげグランプリ®」より賞レースに参加。金賞店の常連(4年連続金賞)となった上、グランプリ(エントリー)卒業イヤーとして臨んだ「からあげグランプリ®」まで3年連続の最高位を記録したという、なんともドラマチックなお店です。

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常に家族のそばにいられるようにとの思いから、原点となるカフェバー『かぼちゃのたね』をオープン。


生粋の鹿児島男児としか思えない "アツい"笑顔を見せてくれる店主・福﨑和士(ふくざきかずし)さんは、(意外にも?)愛知県稲沢市出身の52歳。3児の父でもある彼は、次男の心臓病をきっかけに、健康的な環境を求めて(愛知県で営んでいた建設業を畳んでの)鹿児島移住を決意し、常に家族のそばにいられるようにとの思いから、鹿屋市の自然豊かな山林を自ら切り開き、原点となるカフェバー『かぼちゃのたね』をオープンさせました。店名は、手遊び歌の「(かぼちゃのたねの)芽が出て、ふくらんで、花が咲いたらじゃんけんポイ」という歌詞が、次男に抱く「生きてほしい」との願いに重なったことから...と、うう、なんて優しいお父さんでしょう!

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ランチメニューとして生まれた『かぼちゃのたね』の「特製唐揚げ」

カフェバーでのランチメニューとして生まれた『かぼちゃのたね』の「特製唐揚げ」は、人気と実績を受け、現在は住宅街のテイクアウト専門店(店)でも購入できるようになっています。大粒の肉に仕込みの段階で切れ目を入れ、さらに味付けにはパンチを求めないことで、食べやすくて飽きない万人向けの仕上がりを実現しました。大きくて優しくてアツアツなんて、まさに福﨑さん(店主)そのものです!

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かつおベースの「特製ダレ」にくぐらせることで爆誕「たれツケからあげ」


「素材バラエティ部門」での最高評価を獲得したイチ押し商品「たれツケからあげ」は、基本形となる大定番「特製唐揚げ(もも)」をアツアツのままかつおベースの「特製ダレ」にくぐらせることで爆誕します。かぼちゃのたねの模したかのように散りばめられた黒胡麻と合わせて、豊かな風味が口いっぱいに広がる逸品に仕上がっています。

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純粋ないち唐揚げファンから始まり、たくさんの仲間に出会え、戦いの日々の中で成長を実感


「第10回での最高金賞受賞が決まった瞬間に、翌年での賞レース卒業を決意していました」と語る福﨑さん。「カラアゲニスト」に認定される純粋ないち唐揚げファンから始まり、たくさんの仲間に出会え、戦いの日々の中で成長を実感し、最高の結果に導いてくれた「からあげグランプリ®」への"思い"はどこまでも深いそうで、だからこそ「また新しい店がぐんぐん伸びてきて、どんどん唐揚げ界を盛り上げてほしい」との"願い"に至ったのだとか。

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賞レースを卒業し家族仲良く、唐揚げ教室の開催や美味しい唐揚げ店の発掘へ

未開の地でのオープンから支えてくれたファン、そして鹿児島が誇れる「最高金賞店」になれた達成感を胸に、「からあげグランプリ®」をはじめとする賞レースの全てを笑顔で卒業した福﨑さん。今後は、自らが超有名店を目指すことにこだわらず、家族仲良く元気にお店を盛り立てながら、唐揚げ教室の開催や美味しい唐揚げ店の発掘に勤しむプレイングマネージャー的なポジションに向かっていくそうです。人間味溢れる福﨑さんが新たに"種をまく"ことで、鹿児島の唐揚げ界に大輪の"花が咲く"日は、遠いわけがありません。

最後に一言聞いてみました。
福崎さんにとって唐揚げとは..."愛"である


店名:かぼちゃのたね 寿店
住所: 鹿児島県鹿屋市寿2丁目6−1
アクセス:大隅縦貫道東原インターから車で13分、鹿屋農高前バス停から徒歩5分
HP:https://www.facebook.com/kabocyanotane/

取材・文章 鼻筆の森(※鼻毛の森)
掲載日:2020年5月22日掲載

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