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インボイスに備えよう~其の弐:立ち位置を決めよう~

  • ノウハウ
  • 解説
インボイスに備えよう~其の弐:立ち位置を決めよう~

最初に

この記事の要約

  • 「免税」の有難みが薄くなる(?)「インボイス」制度
  • 集客・取引のチャンスを逃したらさらに損?
  • 逆手にとれば、プラスに変えるチャンスにも!

この記事の目的

この記事情報は飲食店(特に唐揚店を応援していますが、他の飲食店経営でも役立つ情報です)をやってみたい方、始めたい方、既に経営や運営をしている方に向けた、ノウハウ提供を目的に書き綴っています。

「飲食店経営は自分には難しいよな」「飲食店経営をやる上でなるべく失敗したくないなぁ」「唐揚店をもっと上手くやるためにはどうすればいい?」など、心配事や疑問に対して、事前に情報をキチンと集められる様記事にしていきます。

これらの情報であなたのお店が盛り揚がることを祈っています。

今日のテーマは「立ち位置を決めよう」

こんにちは。 

24時間、365日、

美味しい「唐揚げ」を補給すればするほど

快調な会長、

やすひさです。

飲食店のオープンを具体的に考えている方、

飲食店をオープンすることを決意している方、

飲食店のオープンに向けて準備している方、

といった「予備軍」の方にお役立ちできるよう、

そして、

既に飲食店を経営されている

「諸先輩」の方につきましては、

おさらい程度にでも

活用していただけるよう、

で、あわよくば

ステップアップに貢献できるように、

様々なジャンルの「経営」に携わってきた

私、やすひさの

じっくり漬け込んで熟成させた

運営ノウハウのようなものを、

小出し、単品メニュー的に提供しています。

読んでいただける方の

よき「差し入れ」のひとつとなりましたら幸いです。

よろしくお願い申し揚げます。

で、今日の大きなお題は

話題の「インボイス」で、

内訳としてのテーマは、

第2弾となる「立ち位置を決めよう」です。

「インボイス」は、取引先を含めたみんなの課題

泣いても笑っても、

今年(2023年)10月からは

巷で話題の「インボイス制度」がスタートします。

スタートすること自体は、

現時点で確定として…いいでしょう(たぶん)。

で、それ以降は、

取引において消費税を扱う際、

従来の「請求書」や「領収書」に、

新たに発行した「適格事業者」ナンバーの明記が求められるようになります。

そして、過去記事となる

「インボイスに備えよう①~事業規模で分かれる税負担~」

でも触れましたが、念のためおさらいを。

「適格事業者」ナンバーの記載は

正しい消費税取引として認められるための「義務」であり、

「適格事業者」ナンバーそのものを持ち、

記載すること自体が「義務」ではないのがポイントです。

もともと「売上1000万円以上」をキープし、

消費税を納税していた「課税事業者」同士の取引については、

お互いに「適格事業者」ナンバーを発行し、

10月1日以降は確実に記載するといった

「ルール改正」への対応程度の負担に収まるのですが、

いずれかが基準年(前々年)に「売上1000万円以下」だった「免税事業者」の場合、悩ましくなります。

というのも、

「免税事業者」は今までは消費税分も請求・徴収することができ、

その利益分は「益税」として問題なく「所得税の対象」とできていたのですが、

それは、取引先となる法人などの「課税事業者」が「益税」分も公式に支払った消費税として

他で受け取った消費税と「仕入税額控除」で相殺できていたから…

特にデメリットもなかったからにすぎません。

ところが、

あなたが現在「免税事業者」で、

今後も「免税事業者」であることを選択し、

10月からも「適格事業者」ナンバーのない請求書や領収書を発行する場合、

「課税事業者」との「課税取引」は成立しません。

あなたが同じ総額の取引を維持したいと願う場合、

支払う「課税事業者」側はただ消費税分を報酬として多く支払うだけ、

相殺できるはずの「仕入税額控除」も無効になる、

というデメリットを単独で背負うことになります。

なので、

「申し訳ないけど、ナンバーがないなら君には消費税(分)は払えないよ」

と譲歩を求められ、

それが「免税事業者」にとって実質的な値下げになったとしても

関係性上「それはあんまりです!!」とは言いにくく、むしろ逆切れ。

取引先の言い分は成立するわけですよね。

だからこそ「国に制度の撤廃を!」の声も出るわけですが、

それはそれで冷静になるべき(かもしれない)話。

そもそもあまりにスケールの大きな訴えで、もはやギャンブルです。

なんのせ、取引先が決まるのは自由意志、

お互いのメリットが合致してのことです。

なので、誰もが一度はこの制度と目の前の取引先・お客様に向き合い、

「どちらかが一方的に損をしない」関係を維持していくか

「譲歩」の範囲を考えておくのが最優先なんじゃないかなーと

やすひさ的には考えるわけです。

ピンチはチャンスと言いますが、チャンスを失えばピンチに(泣)

マスク制限の大幅な緩和が迫り、

コロナそのものの「5類」引き下げが控えるなど、

様々な工夫でピンチを乗り越えてきた飲食店の多くは今、

「いよいよ本来の賑わいを取り戻せるか」

という瀬戸際にいるかと思います。

段階的ではあるでしょうが、

企業の接待や懇親会なども戻ってくると

期待してもいいのではないでしょうか。

忘年会シーズンはまだ先なので、

その頃には「元通り」といきたいところですよね。

ただ、今年の忘年会のシーズンには、

既にはじまっているんですよ…「インボイス」制度。

「少額取引については(インボイスを)免除しておきましょう」

という措置もあるようですが、

それはあくまでも少額の範囲で、

接待や懇親会の相場では、足が出てしまいます。

企業の接待や懇親会の予算は、

基本的に会社の経費でまかなわれますから、

正直、羽振りについては、個人利用よりは(心理的に)大胆です。

そして、想像してみてください。

あなたがお店を利用者し、領収書をもらう立場なら、

「適格事業者」ではないお店をそもそも選ぶでしょうか?

「トコロデアナタノオミセハインボイスデスカ?」

「あ、免税(事業者)です」

「ジャア、イイデスウ」

と、どこかのスマホ決済サービスのCMのように、

チャンスを鶏逃すことにもなりかねないでしょう。

ただ、インボイス導入はあくまでも、任意の選択です。

あなたが「おひとり様」を対象とした少額取引に振り切り、

「ソンナキャクハネガイサゲデスウ」

とも言い切れる、割り切れるなら、

デメリットも承知の上で当面様子見としても、いいのかもしれません。

意外と割り切り、振り切った方がいいとの自論(仮)

「インボイス」の説明が難しいな―と

やすひさが思うのは、

結局「登録せざるを得ない」空気が出てしまい、

「ハラスメント」感が拭い去れない部分にあります。

文章に起こすと余計顕著で、

「妥協しましょう」

と声高に言ってるようにしかならず、

アップ後に、変な後味の悪さも生まれるわけです。

ただ、新しいサービスが導入されたり、

新商品が発売されるときは大抵、

モデル末期よりは割高にはなるものの、

入れ替わり時期特有の

お祭り特典ってついてきますよね。

「インボイス」に関して言えば、

最初の3年間は、

「消費税の差し引き分2割固定の納税でいいですよー」

という特例であったり、

対応する最新のレジ、会計ソフトやパソコンを導入するための

補助金制度が用意されていたりもします。

この辺りの差し引きも鑑みつつ、

今まで通り取引先を維持できる心強さを追い風にすることで、

なんだったら、登録しなかった他の「免税授業者」との取引を断念した

取引先や個人客のおこぼれ(新規)にも預かれるかもしれません。

なので、

「払わなくていい税金を・・・」

と思わなくていいように、

消費税負担が最小限な3年間の間に、

「売上1000万円以上」の実現を目指しましょう!

「インボイス」の有無に関わらず、

仕入税額控除後の消費税は納めるのが「義務」となりますので、

気持ちよく割り切ることもできるでしょう。

ネガティブな方向に目が行きがちな

「実質増税?」「詰んだ」的な話題ですが、

自分なりに新しいチャンスを探しながら、正しい選択をしていきましょうよ。

とりあえず、「よくわからないから放置しました」だけは厳禁ですよ!

ちなみに、読者の皆様が、

「インボイス」に囚われない「課税事業者」の基準、

1000万円以上の売り上げを目指せるよう、

当ブログでは、あの手この手の「やすひさ流」ノウハウをアップしています。

結果を確約できるものではありませんが、

ヒント探しに重宝していただければ嬉しいですね!

おすすめのビジネス

様々な飲食店を応援しているやすひさですが、
ビジネスとして一番おすすめしているのは唐揚店です。

ビジネスとしての唐揚げ

やり方と考え方がきちんと分かれば、
唐揚げほど低リスクで始められるビジネスは経験上ありません。
例えばフランチャイズで唐揚げを始めるとして、
これから飲食店を始める方は、
ノウハウをきちんと把握できるフランチャイズの強みを活かして、
通常より早く軌道に乗せられますし、
既存のお店を持つ方にも「一品フランチャイズ」という形態で、
今のお店を生かし唐揚げで利益を得ることもできます。

からあげフランチャイズ

そんな中で唐揚げに特化したフランチャイズ募集サイトがあります。
その名も『からあげフランチャイズ』です。
一般社団法人日本唐揚協会が運営する、
唐揚げが一番わかっている団体による、
安心、安全な唐揚げビジネスのフランチャイズ本部を集めたサイトです。
ぜひ、一度検討してみてはいかがでしょうか?
あなたのビジネスを加速させてください。