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売上げを揚げよう~端数価格の良しあし~

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売上げを揚げよう~端数価格の良しあし~

コンテンツ

最初に

この記事の要約

  • 細かい数字で演出するのが端数価格
  • 日本では「8」の数字の活用効果的
  • 大手の奇策で、潮流が変わる可能性も?

この記事の目的

この記事情報は飲食店(特に唐揚店を応援していますが、他の飲食店経営でも役立つ情報です)をやってみたい方、始めたい方、既に経営や運営をしている方に向けた、ノウハウ提供を目的に書き綴っています。

「飲食店経営は自分には難しいよな」「飲食店経営をやる上でなるべく失敗したくないなぁ」「唐揚店をもっと上手くやるためにはどうすればいい?」など、心配事や疑問に対して、事前に情報をキチンと集められる様記事にしていきます。

これらの情報であなたのお店が盛り揚がることを祈っています。

今日のテーマは「端数価格の良しあし」

こんにちは。 

24時間、365日、

美味しい「唐揚げ」を補給すればするほど

快調な会長、

やすひさです。

飲食店のオープンを具体的に考えている方、

飲食店をオープンすることを決意している方、

飲食店のオープンに向けて準備している方、

といった「予備軍」の方にお役立ちできるよう、

そして、

既に飲食店を経営されている

「諸先輩」の方につきましては、

おさらい程度にでも

活用していただけるよう、

で、あわよくば

ステップアップに貢献できるように、

様々なジャンルの「経営」に携わってきた

私、やすひさの

じっくり漬け込んで熟成させた

運営ノウハウのようなものを、

小出し、単品メニュー的に提供しています。

読んでいただける方の

よき「差し入れ」のひとつとなりましたら幸いです。

よろしくお願い申し揚げます。

で、今日のテーマは

「端数価格の良しあし」」です。

価格設定は、企業努力の演出にも効果が

「端数価格」は、

商品の価格を決める際に、

キリのいい数字を避け、

桁の少ない数字部分を

あえて「端数」にすることによって、

「ギリギリお買い得」感を提示することで、

消費者の購買意欲をそそる「心理的価格」のひとつです。

唐揚げを500円ではなく、

480円や490円に設定するといったアレです。

500円なら500円台ですが、

480円、490円なら400円台とステージが違うので、

見る側は自然と

「頑張って、この値段でふんばってくれている」と

思いやすくなります。

もちろん、実質値下げをしているわけですから、

頑張っても踏ん張ってもいるわけで、

「心理的価格」というと、

騙してるっぽく映る呼び方ですが、

それは大きな間違いで、

「同じような価格でも、差額以上に見え方が違う」

という、ひとつの戦略です。

ただ、

唐揚げは市場相場が何となくありますので、

難しいケースですが、

例えば相対的な価値が見えにくい商品の場合、

500円よりも580円の方が売れる、

当然利益も多いので、

いいことづくめになる、

という逆転現象もあるようです。

商品によっては、

高く提示した方が逆に売れるタイプの商品もありますから、

ジャンルに応じて、

お客様が納得、満足できる相場はどこなのか、

見定めておく必要はありそうです。

ちなみに、やすひさは、

「ここでしか食べられない、美味しい唐揚げ」

であれば、

細かい値段は気にしない、

どちらかというと青天井の人間です。

ただ、それでも、

明らかに「それはないだろう」というラインはありますので、

誰に対しても、誠実な商売を心がけましょう。

端数価格は、周辺の大台を見定めて決めよう

日本には、

商品価格の、0を除いて

最も低い部分を「8」にすると、

消費者がお得感を感じやすい、という定説があり、

先ほど触れた、

値段を揚げても売れる例が、

そこに該当したりします。

実際、同じ商品の定価を示すことなく、

980円とした方が、

600円とするより売れたりするケースが発生するのは、

1000円という大台に対して、

「ギリギリ頑張っている(ように見える)」という、

リアリティです。

ふり絞るような小銭(銅銭)が手元に残る、

というイメージも、生々しいようです。

もちろん人によりますが、

600円の方が確実に安いのに、

より近い、500円というキリの良いワンコイン価格がちらついてきて、

「500円にしようと思えばできるもなんじゃないの?」

と感じさせてしまうケース…なきにしもあらずなんですね。

そうなると、せっかくの大盤振る舞いも台無しです。

つまり、

人の値段に関する感覚は、

商品そのものに対しては曖昧で、

目に見える範囲から

近い情報を基準にしがち、ということです。

ちなみに、アメリカでは

99セントや999ドルなど

「9」の数字に端数価格効果があると言われています。

最近、日本でも勢力を拡大する、

大型の外資系量販店がいい例ですね。

これらの量販店を、

日本の企業経営者が半世紀以上前に視察したことで、

今ではお馴染みの

「端数価格」という概念が輸入されたとも、言われています。

しかし、

日本だと「9」ではなく、「8」なのは、

やすひさが不勉強なだけなのか、

正直その理由がよくわかりません。

「∞」に見えるとか、

「末広がり」と勝手に解釈しています。

ちなみに、下一桁を「8」にしても

さほど端数価格効果は見られないそうです。

ギリギリにも限度があるということです。

【悲報】端数価格が通用しない時代がくるかも…

ただ、

半世紀にわたって、

魅力的、効果的とされてきた

「端数価格」設定の効果は、

令和となった今、

薄れてきているとする説もあります。

まずは、ネタバレ感です。

このようなマーケティング手法が浸透してきて、

ユーザーの捉え方が多様化してきた今、

「だまされてるんじゃないの?」的な

マイナス作用が生まれる場合が逆にある、

といった論説も目にするようになりました。

また、ネット通販やキャッシュレス決済慣れで、

端数の重みが薄れている、

といった傾向も、

影響を与えかねません。

そして近年、大手が動きます。

本格イタリアンを

眼の疑うような低価格で提供してきた

ファミリーレストランの例です。

新型コロナウィルスの感染対策の一環として、

現金のやり取りを簡素化するべく、

ドリア「299円」などの

「いかにも」な端数価格を「300円」に上げるなど、

キリのいい価格帯に統一すると宣言したことで、

大きなインパクトを与え、

業界からもその動向が高い注目を浴びました。

実際ふたをあけてみると、

お釣りで使う硬貨が6割減ったことで、

会計にかかる時間が3割減るという、

人員の時間や手間という「ロス」が軽減され、

ランニングコストだけで見れば、

間接的なコストカットにも繋がったようです。

学生さんなど複数人数の利用の際、

自身での計算も簡単なせいか、

個別会計といった機会も減ったと言います。

ただ、単純な1円単位の値上げではなく、

逆に切りのいい数字にするために

価格を下げた商品もあるようで、

そこには緻密で複雑な戦略もあるでしょうし、

「価格を揚げても大丈夫」と

言い切れるわけではありません。

しかし、実績として

客単価は実際2割近く揚がっているようなので、

今後、こういった戦略に追従をするお店が増え、

結果として、

「キリよく見栄えのいい数字の見栄えが安く感じる」という

新しい慣習が生まれるかもしれませんから、

顧客心理の変化に

注目しておくにこしたことはないでしょう。

おすすめのビジネス

様々な飲食店を応援しているやすひさですが、
ビジネスとして一番おすすめしているのは唐揚店です。

ビジネスとしての唐揚げ

やり方と考え方がきちんと分かれば、
唐揚げほど低リスクで始められるビジネスは経験上ありません。
例えばフランチャイズで唐揚げを始めるとして、
これから飲食店を始める方は、
ノウハウをきちんと把握できるフランチャイズの強みを活かして、
通常より早く軌道に乗せられますし、
既存のお店を持つ方にも「一品フランチャイズ」という形態で、
今のお店を生かし唐揚げで利益を得ることもできます。

からあげフランチャイズ

そんな中で唐揚げに特化したフランチャイズ募集サイトがあります。
その名も『からあげフランチャイズ』です。
一般社団法人日本唐揚協会が運営する、
唐揚げが一番わかっている団体による、
安心、安全な唐揚げビジネスのフランチャイズ本部を集めたサイトです。
ぜひ、一度検討してみてはいかがでしょうか?
あなたのビジネスを加速させてください。