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フランチャイズは儲かる?〜アンケートから解説〜

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フランチャイズは儲かる?〜アンケートから解説〜

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この記事の目的

この記事情報は飲食店(特に唐揚店を応援していますが、他の飲食店経営でも役立つ情報です)をやってみたい方、始めたい方、既に経営や運営をしている方に向けた、ノウハウ提供を目的に書き綴っています。

「飲食店経営は自分には難しいよな」「飲食店経営をやる上でなるべく失敗したくないなぁ」「唐揚店をもっと上手くやるためにはどうすればいい?」など、心配事や疑問に対して、事前に情報をキチンと集められる様記事にしていきます。

これらの情報であなたのお店が盛り揚がることを祈っています。

今日のテーマは「フランチャイズは儲かるのか?」

やすひさです。

飲食店を経営者する方から

いつか経営してみたいなーと夢見る方までを対象に、

当たり前のおさらいから、

ためになりそうな新情報まで、

やすひさ的にベストと思える

ノウハウをお届けしています。

実践した際の効果には個人差、というより

個店差がありますことを、

あらかじめ、ご了承ください。

今日のお話は、

ズバリ儲かるのかどうか、についてです。

フランチャイズ開業を考えるにあたって、

最も気になるのはやはり「儲かるのかどうか」なのではないでしょうか。

中には「お金の事よりも情熱が大事」と感じている人もいるかもしれませんが、

いくらモチベーションが高くても儲からなくては事業を続けていく事はできません。

この事から目を背けるわけにはいきませんよね。

そこでここでは「フランチャイズは儲かるのかどうか」という事について解説していきます。

オーナーの実態が知りたいという方はぜひ最後までご覧ください。

フランチャイズは儲かるのか?【3つのデータを紹介します】

経営年数5年以上のオーナーを対象にしたとあるアンケートデータがあります。ここでは、各データを紹介していきます。参考にしていただければ幸いです。

※対象者は40人です。そのため偏りもあるかもしれませんし、業種ごとの差もあります。ですからあくまで「参考」と捉えてください。

「月の売上>月の支出」の状態で安定したのはいつ?

「月の売上>月の支出」になっている事を指して「単月黒字(単黒)」と呼びます。単黒が続くのであれば経営が軌道に乗っていると言えるでしょう。

アンケート結果は以下の通りです。

2か月以内:12.5%

6か月以内:10.0%

1年以内:15.0%

2年以内:20.0%

3年以内:17.5%

5年以降:2.5%

未達成:22.5%

全体の75%のオーナーが、開業から3年までに「単黒が安定して続く状態」を達成しています。また、1年以内の早期達成をしている人も37.5%いますね。

ただしトレンドに乗るようなビジネスの場合、ブームが去ってしまう事で、単黒にならなくなる恐れもあります。気を付けましょう。

「トータルの収益>トータルの投資額」になったのはいつ?

つまり「回収できた時期はいつか(累積黒字を達成したのはいつか)」という事ですね。回収が済めば、それ以降は収益分が積み上がっていく事となります。

通常の独立・開業の場合、その状態になるまでに3~5年かかる場合が多いとされています。では、フランチャイズオーナーに関してはどうなのでしょうか。

2か月以内:10.0%

6か月以内:5.0%

1年以内:7.5%

2年以内:17.5%

3年以内:10.0%

4年以内:10.0%

5年以内:7.5%

5年以降:5.0%

未達成:27.5%

多くのオーナー(67.5%)が5年以内に累積黒字を果たしています。

もちろん早期達成しているオーナーもいますし、業種にもよりますが基本的には「3~5年以内の中長期計画で回収を達成する」と考えておくと良さそうです。

毎月の平均月商は?

20万未満:20.0%

~50万未満:20.0%

~100万未満:22.5%

~200万未満:10.0%

~350万未満:12.5%

~500万未満:2.5%

~700万未満:5.0%

~1500万未満:2.5%

~2000万未満:2.5%

2000万~:2.5%

このデータだけで「儲かる・儲からない」と一概に言う事はできません。業種や、本部・オーナー本人の目標によって、差が大きくなるのが当たり前だからです。また、月商が低くても人件費が低ければ効率が良いでしょうし、その逆も言えます。

フランチャイズは儲かるのか?【単黒が安定して続いていない理由は?】

先ほど紹介したデータでは、「単黒の常態化を達成していないオーナー」が22.5%、「累積黒字までたどり着いていないオーナー」が27.5%いました。

後者については、業種によってはあり得る事です。

例えばコインランドリーの経営では初期資金が数千万円かかるため、すぐに単黒が出るようになっても、開業資金を回収できるまでに10年ほど要するケースもあります(最初からその予定で開業します)。

ですが「5年以上経営していても単黒になっていない」というのは明確に「現時点では失敗している」と言えます。

ここからは、「単黒を果たしていないオーナー(9人)」に焦点を当ててデータを紹介していきます。

月商は?

さて、単黒の常態化ができていないオーナーの月商は以下の通りです。

20万未満:44.4%

~50万未満:44.4%

100~200万未満:11.1%

業種やビジネスモデルによっては月商が50万円に届かなくても黒字になります。ただ、基本的には厳しい数値と言えます。もちろん20万円未満の場合、ほぼ間違いなく赤字となるでしょう。

開業時の借入金額は?

続いて、単黒の常態化ができていないオーナーの「開業時の借入金額」は以下の通りです。

なし:44.4%

~100万未満:22.2%

~300万未満:22.2%

~500万未満:11.1%

「月商」と「借入金額のデータ」を見るに「負債が大きいせいで、売上を出してもなかなか黒字化できない」という状況ではないと言えるでしょう。

むしろ「売上が少ないため、黒字化ができていない」と捉えるべきです。

ちなみに各種固定費や仕入れ原価は、事業規模や売上高に沿ってある程度コントロールできますから、「借入金の返済による負担は少ないものの、それ以外の支出が多いせいで黒字化できていない」とは考えにくいです。

フランチャイズは儲かるのか?【借入金額が多い=失敗しやすいとは言えない!】

ここで改めて40人のオーナーの「開業時の借入金額」のデータを挙げます。

なし:47.5%

~100万未満:10.0%

~300万未満:15.0%

~500万未満:12.5%

~700万未満:2.5%

~1000万未満:2.5%

~1500万未満:2.5%

~2000万未満:5.0%

実は全く借り入れをしていない人も半数近くいます。

一方、300万円以上借り入れているオーナーも27.5%います。

「全く借りていない人」と「300万円以上借りている人」ではどのような差が出ているのでしょうか。

全く借りていないオーナーが単黒で安定化したのはいつ?

2か月以内:15.8%

6か月以内:10.5%

1年以内:15.8%

2年以内:10.5%

3年以内:21.1%

5年以降:5.3%

未達成:21.1%

300万円以上借りたオーナーが単黒で安定化したのはいつ?

6か月以内:18.2%

1年以内:18.2%

2年以内:36.4%

3年以内:18.2%

未達成:9.1%

実は300万円以上借りているオーナーの方が儲かる!?

あくまで本アンケートに限った話ではあるものの、「300万円以上借りているオーナー」の方が「5年以内で単黒の安定化を達成している率」が高いです。

※ただし「6か月以内で単黒の安定化を達成している率」で言えば「全く借りていないオーナー」の方が勝っています。やはり負債がないからこそ、安定化も早い場合があるのかもしれませんね。

儲かるフランチャイズオーナーは「必要な借り入れ」をしている

「お金を借りる」と聞くとネガティブなイメージを抱くかもしれません。

ですがフランチャイズに限らず、「売上を出すための初期投資」を的確に行う人ほど儲かるものです。毎月返済をするとしても、それを補って余りあるレベルの売上を挙げていれば痛くも痒くもないわけです。

反対に「初期費用を抑える事」「借り入れをしない事」にこだわりすぎると必要な投資ができなくなり、結果的に儲からなくなるかもしれません。

また、フランチャイザーの中には「加盟料ゼロ」をアピールしているところもありますが、そういったところが必ずしも優れているとは限りません。

ちなみに融資については、自治体ごとの融資制度や日本政策公庫などの公的なサポートもありますので、普通の金融機関を利用する前にきちんと調べておく事をおすすめします。

業種によっては退職金や自己資金だけで足りる場合もあります

また、業種によっては「退職金」や「自己資金(貯蓄)」だけで足りるケースもあります。

特に40代以降でフランチャイズ開業をする場合は退職金をそれなりの額になっているでしょうから、借り入れをしなくて済むかもしれません。

ただし退職金を全て開業資金に回してしまうと生活が苦しくなるかもしれません。ですから、やはり「退職金があるからお金を借りなくていい。つまり開業で成功しやすい」などと考えるべきではありません。

フランチャイズは儲かるのか【オーナーの年収は?】

まずはオーナーの年収データを挙げます。

(従業員の年収ではなく、あくまでオーナーの年収です)

~150万未満:17.5%

~300万未満:12.5%

~500万未満:30.0%

~700万未満:17.5%

~1000万未満:15.0%

~1200万未満:5.0%

~1500万未満:2.5%

これも業種によりますし、そもそも副業レベルで経営するパターンもありますから年収150万円未満の方が一概に失敗しているとは言えません。ただ、一般的に考えて年収150万円未満というのは低いと表現せざるを得ないでしょう。

一方で、一般的に高収入とみなされる年収700万円以上のオーナーも全体の22.5%います。そのため「成功すればしっかり儲かる」と言えるはずです。

フランチャイズオーナーになる以前の年収からどう変化したのか?

「今より年収を上げたいから」という理由でサラリーマンなどを辞めて、フランチャイズオーナーになる人も少なくありません。そこでここからは、「オーナーになる以前の年収からどう変化したのか」のデータを挙げていきます。

ここでは年収レンジを以下のように設定します。

0~150万未満

150万~300万未満

300万~500万未満

500万~700万未満

700万~1000万未満

1000万~1200万未満

1200万~1500万未満

「微増」「微減」まで取り上げるとキリがありませんから、このレンジを基準として一つ以上動いていれば、「年収が上がった(下がった)」と表現する事にします。

ではご覧ください。

上がった:35.0%

下がった:32.5%

変化なし:35.0%

このデータを見る限りではフランチャイズオーナーになって「儲かる(年収がアップする)」かどうかは五分五分であると言えるでしょう。

フランチャイズは儲かるのか?【オーナーの労働時間は?】

もちろんオーナーの「労働時間」も重要ですね。

例えば「オーナーになる以前と年収は変わらないものの、労働時間は半分になった」のであれば、実質的に2倍儲かるようになったと言っていいはずです。

逆に「2倍稼げるようになったものの寝る暇がない」となると悲惨ですし、いつか体力の限界が訪れて廃業せざるを得なくなったり、身体を壊したりするかもしれません。

ちなみに業種によっては「経営が安定すれば、オーナー自身はほとんど何もしなくていい」というものさえあります。年収がそれほど高くなくても、1日の労働時間が1~2時間程度なのであれば「夢の生活」と表現できるのではないでしょうか。

さて、まずは経営歴5年以上のフランチャイズオーナーの1日の労働時間(平均)のデータをご覧ください。

~4時間:17.5%

5時間:5.0%

6時間:12.5%

7時間:7.5%

8時間:17.5%

9時間:2.5%

10時間:12.5%

11時間:7.5%

12時間~:17.5%

これもかなりバラつきがありますね。

一般的に「労働時間が短い」と言える6時間以下のオーナーが35%いる一方、10時間以上のオーナーも37.5%います。

続いては「時給換算額」のデータを見ていきましょう。

~500円:10.0%

~1000円未満:12.5%

~1500円未満:15.0%

~2000円未満:10.0%

~2500円未満:10.0%

~3000円未満:12.5%

~3500円未満:7.5%

~4000円未満:10.0%

4000円~:7.5%

8000円~:5.0%

ここでは、

時給=年収÷264日(年間労働日数)÷1日の労働時間

としました。

※年収には先ほど設定した年収レンジの中央値を採用。例えば「500万~700万未満」なら600万としています

※労働時間については「12時間以上」は一律12時間に、「4時間未満」なら4時間としています。

日本の会社員の平均時給は2000円程度であるとされています。

そしてフランチャイズオーナーの時給換算額については「2000円以上」が半数を超えているため、「一般的なサラリーマンはやや儲かる」と言って良いのではないでしょうか。

また、会社員では達成しにくい「4000円以上」のオーナーも12.5%いますし、ロマンもあると表現できるはずです。

ただし22.5%のオーナーは1000円未満であり、フランチャイズビジネスの厳しさもうかがえます。

そして会社員であれば最低賃金以下になる事はありませんが、フランチャイズオーナーの場合、10.0%は時給換算500円未満で働いているという事実も忘れてはなりません。

中には「1日12時間以上働いていて、かつ時給換算500円未満」という人もいるでしょう。そうなると廃業したくなるかもしれませんが、契約満了の前に辞めると「違約金」が発生するケースもありますから単純な話ではありません。場合によっては1000万円前後の違約金を請求される事さえあります。

ですから加盟する前に契約内容を厳密に確認しておきましょう。もし不明点があれば、些細な事でも本部に問い合わせてハッキリさせる必要があります。

まとめ:フランチャイズで儲かるのかはあなた次第です

ここまで「フランチャイズは儲かるのかどうか」について解説しました。

実はフランチャイズ加盟店の5年生存率はおよそ70%と言われており、個人開業(約30%)に比べると安定感があります。

とはいえ率直に言って「失敗しているオーナー」もいますし、最低賃金を遥かに下回る時給(時給換算額)で働いているオーナーも少なくありません。

ですから決して油断せず、

・業種選び

・明確な「自分の目標」決め(年収○○万円を達成したい、自由な時間を増やしたいなど)

・フランチャイズ本部選び

・資金計画(どれくらいお金を借りるかなど)

などを行い、成功に向かって進んでいきましょう。

そして少しでも疑問やリスクを感じたら、すぐに本部に相談する事が大事です。

おすすめのビジネス

様々な飲食店を応援しているやすひさですが、
ビジネスとして一番おすすめしているのは唐揚店です。

ビジネスとしての唐揚げ

やり方と考え方がきちんと分かれば、
唐揚げほど低リスクで始められるビジネスは経験上ありません。
例えばフランチャイズで唐揚げを始めるとして、
これから飲食店を始める方は、
ノウハウをきちんと把握できるフランチャイズの強みを活かして、
通常より早く軌道に乗せられますし、
既存のお店を持つ方にも「一品フランチャイズ」という形態で、
今のお店を生かし唐揚げで利益を得ることもできます。

からあげフランチャイズ

そんな中で唐揚げに特化したフランチャイズ募集サイトがあります。
その名も『からあげフランチャイズ』です。
一般社団法人日本唐揚協会が運営する、
唐揚げが一番わかっている団体による、
安心、安全な唐揚げビジネスのフランチャイズ本部を集めたサイトです。
ぜひ、一度検討してみてはいかがでしょうか?
あなたのビジネスを加速させてください。