対応力を揚げよう~ミラーリングを使いこなす~
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最初に
この記事の要約
- 「ミラーリング」は相手に好印象を与える意図的な同調スキル
- 「ミラーリング効果」は人間関係(距離感)の調整弁にできる
- 意図的ゆえに、わざとらしく映らない自然体を訓練で身に着けるべき
この記事の目的
この記事情報は飲食店(特に唐揚店を応援していますが、他の飲食店経営でも役立つ情報です)をやってみたい方、始めたい方、既に経営や運営をしている方に向けた、ノウハウ提供を目的に書き綴っています。
「飲食店経営は自分には難しいよな」「飲食店経営をやる上でなるべく失敗したくないなぁ」「唐揚店をもっと上手くやるためにはどうすればいい?」など、心配事や疑問に対して、事前に情報をキチンと集められる様記事にしていきます。
これらの情報であなたのお店が盛り揚がることを祈っています。
今回鶏揚げるテーマは「ミラーリング」
24時間、365日、
美味しい「唐揚げ」を補給すればするほど
快調な会長、やすひさです。
飲食店のオープンを具体的に考えている方、
飲食店をオープンすることを決意している方、
飲食店のオープンに向けて準備している方、
といった「予備軍」の方にお役立ちできるよう、
そして、
既に飲食店を経営されている
「諸先輩」の方につきましては、
おさらい程度にでも
活用していただけるよう、
で、あわよくば
ステップアップに貢献できるように、
様々なジャンルの「経営」に携わってきた
私、やすひさの
じっくり漬け込んで熟成させた
運営ノウハウのようなものを、
小出し、単品メニュー的に提供しています。
読んでいただける方の
よき「差し入れ」のひとつとなりましたら幸いです。
よろしくお願い申し揚げます。
さっそくですが、今日のお題は、
「ミラーリングを使いこなし、対応力をアゲアゲに」です。
相手との関係性は「合う」「合わない」で大きく変わる
唐突ですが皆さん、
お客様や取引先、
従業員の方とのやり取りなど、
ビジネス上だけではなく、
仕事に限らない、プライベートな人付き合いの中で、
「話が嚙み合わないな」
「話が弾まないな」
と思ってしまうこと、ありませんか?
ありますよね。
あるはずです。
絶対に。
親近感を感じるような山場もなく
そのまま会話が終わってしまうことで、
せっかく得られた出会いが、
繋がることも発展することもなく、
そのまま疎遠になる…
なんて流れ、
日常の中では多々あることと思います。
ちなみに、
会社の同僚やご近所さんなど、
接する「必然性」の高い相手の場合は
挽回のチャンスはまだあります。
とはいえ、
一度感じた
「合わない」印象を覆すには、
なかなかの労力が要るものです。
ですので、
お店とお客さんという「選べる」関係性ともなると、
他にある選択肢の数だけ、
挽回のチャンスが発生する確率も、
ゼロに近づいていくのです。
このブログでは過去に初来店のお客様、
いわゆる一見さん候補者に好印象を抱いていただくための
接客方法や店づくりといった戦略にも数多く触れてきました。
今回は久々にその一環、
しかもより基本に立ち返る形で、
接客や取引をスムーズにする
「会話の合わせ方」のアップデート策のおさらいを。
分かりやすくも忘れがちな
誰でも今日から実践できる
基本的なコミュニケーションスキル、
「ミラーリング」に絞って、
お話していきたいと考えた次第です。
ビジネス心理学(ミラーリング効果)の活用でコミュニケーションスキルを向上!
「ミラーリング」という言葉は、
- 複数に及ぶファイルやディレクトリを、別のストレージにまるごとコピーすること。
- スマホやタブレットの画面と全く同じ表示を別の画面(ディスプレイ等)に映し出すこと。
という、コンピュータに関する用語でも使われています。
今回紹介する「ミラーリング」は、
コミュニケーションスキルであり、
基本的には全く別物の用語となるのですが、
「まるごとコピー」「別(画面)に映し出す」という、
概念的な意味合いでは、
共通点がアリ寄りのアリです。
相対した相手との共通点を増やすことによって、
相手になんとなくいい印象を与える…
会話で例えると、
声のトーン、会話のテンポ、話題
体の動きで例えると、
うなづき、姿勢、身だしなみ…
という風に、
動作や所作の意図的な「同調」により
お互いに得られる間接的かつ具体的な「親近感」を、
ビジネス心理学では「ミラーリング効果」と呼びます。
「ミラーリング効果」は、
1999年に、
二人のアメリカの心理学者が導き出した、
比較的新しい実験結果で、
人間の脳が自分によく似た存在に自然と「好感」を持つ、
「類似性の法則」を根拠とするものだそう。
例えば接客の場面においては、
- ゆっくり話す人とはゆっくり話す、
- じっくり悩みながら商品を考える人には、急かさず、うなづきながら応じる、
- テンション高く早口な人の声掛けにはテンション高めに、テンポよく返す、
という、ごく簡単な「心掛け」を持って臨むだけでも、
相手側の心地よさ(満足度)はアップし、
応対する側も結果、心地よく(気軽)になります。
共通する方言や趣味趣向が発見できれば、
あえて寄せ気味に話すというのも一つのテクニックですね。
また、「同調」により、
自然と、相手の感情も察しやすくなるなど、
接客側のメリットはまだまだ尽きません。
ただ、どんなことにも言えますが、
効果があると言うことで、
まるまるコピー(やりすぎ)は要注意、厳禁です。
せっかくの「寄り添い」が
「あざとさ」と判断されないよう、
あくまで自然体の範疇で、
「織り交ぜて」いくことが理想的で、
ぶっつけ本番ではなく、
ある程度の訓練が必要です。
日常でも役立つスキルなので、まずは身近なところからやり込んでみて
余談(自論)ですが、
「ミラーリング効果」を知り、
「ミラーリング」を使いこなせば、
引き寄せるだけでなく、
人との距離(感)を自分で、自在にコントロールすることができる…
ということになります。
悪用はダメ!という前提ですが、
例えばビジネス上、社会通念上、
近すぎると明らかにマイナスになる繋がりに対し、
「お互いのためにも距離を置きたい」、
「距離を置くべき」と結論付けた時、
意図的に「同調しない」動きをすれば、
自然とそれらは自発的に離れていくはずです。
なんか、
恋愛ドラマの中盤あたりにありがちな、
いったん遠ざけてしまう的ムーヴですね(笑)
そして、
古くから日本には
「人は鏡」「人こそ人の鏡なれ」という、
「鏡」ベースの慣用句があります。
同様の意味のことわざが、
「人の振り見て我が振り直せ」となるわけですが、
相手のコピーを重ねる中で、
それ自体が心地よいものであれば、
自身にとって現状よりも理想的な会話のテンポ、口調、しぐさが
発見、体得できる機会になります。
念を押しますが、
慣れないうちのまるまるコピーは
「バカにしてるのか!?」とも取られかねません。
まずはお店や会社の従業員の訓練、
そういった慣れない感じも笑いに変えられる家族との
コミュニケーションに活用してみるといった、
レクリエーション的な感覚で、
その効果を日常的に実感、ブラッシュアップしてみてはいかがでしょうか。
おすすめのビジネス
様々な飲食店を応援しているやすひさですが、
ビジネスとして一番おすすめしているのは唐揚店です。
ビジネスとしての唐揚げ
やり方と考え方がきちんと分かれば、
唐揚げほど低リスクで始められるビジネスは経験上ありません。
例えばフランチャイズで唐揚げを始めるとして、
これから飲食店を始める方は、
ノウハウをきちんと把握できるフランチャイズの強みを活かして、
通常より早く軌道に乗せられますし、
既存のお店を持つ方にも「一品フランチャイズ」という形態で、
今のお店を生かし唐揚げで利益を得ることもできます。
からあげフランチャイズ
そんな中で唐揚げに特化したフランチャイズ募集サイトがあります。
その名も『からあげフランチャイズ』です。
一般社団法人日本唐揚協会が運営する、
唐揚げが一番わかっている団体による、
安心、安全な唐揚げビジネスのフランチャイズ本部を集めたサイトです。
ぜひ、一度検討してみてはいかがでしょうか?
あなたのビジネスを加速させてください。