名店を目指そう~その会社(事業)、いっそ他人に?~
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最初に
この記事の要約
- 「M&A」とは完全なる第三者による「吸収および合併」
- 「M&A」は消極的な継承方法ではない
- 「M&A」が有利に進むか否かは、準備次第
この記事の目的
この記事情報は飲食店(特に唐揚店を応援していますが、他の飲食店経営でも役立つ情報です)をやってみたい方、始めたい方、既に経営や運営をしている方に向けた、ノウハウ提供を目的に書き綴っています。
「飲食店経営は自分には難しいよな」「飲食店経営をやる上でなるべく失敗したくないなぁ」「唐揚店をもっと上手くやるためにはどうすればいい?」など、心配事や疑問に対して、事前に情報をキチンと集められる様記事にしていきます。
これらの情報であなたのお店が盛り揚がることを祈っています。
今日のテーマは「その会社(事業)、いっそ他人に?」
お世話になります。
24時間、365日、
美味しい「唐揚げ」を補給すればするほど
快調な会長、
やすひさです。
飲食店のオープンを具体的に考えている方、
飲食店をオープンすることを決意している方、
飲食店のオープンに向けて準備している方、
といった「予備軍」の方にお役立ちできるよう、
そして、
既に飲食店を経営されている
「諸先輩」の方につきましては、
おさらい程度にでも
活用していただけるよう、
で、あわよくば
ステップアップに貢献できるように、
様々なジャンルの「経営」に携わってきた
私、やすひさの
じっくり漬け込んで熟成させた
運営ノウハウのようなものを、
小出し、単品メニュー的に提供しています。
読んでいただける方の
よき「差し入れ」のひとつとなりましたら幸いです。
よろしくお願い申し揚げます。
今日のお題は、
「その会社(事業)、いっそ他人に?」です。
親族でもなく従業員でもない、それは完全なる第三者
経営者が現役引退を考えながらも、
育ててきた会社(事業)は
残しておきたいなー…なんて願うとき、
ぶつかり、向き合う障壁が“跡取り問題”です。
株式や不動産など、
金銭的価値のある資産の他、
役職や経営理念、レシピなど
目に見えない価値を持つ資産を、
誰かしらに託す・・・・
その相手先は、
「親族」なのか「従業員」なのか「赤の他人」なのか
ベストな相手先を、
情に流されず、
冷静に考え、決める必要がいずれ出てきます。
ちなみに現状として、
家族主義的な商慣習が根強く残る日本では、
「親族内承継」の比率が高く、
あとは距離(関係性)の近い
(信用のおける)順から消去法で考慮していく、
という流れが定番のようです。
ただ、
事業は託して終わりではありません。
そこには、託された会社の中で、
今まで通りの生活の基盤を維持していきたいと願う
従業員もいますし、
同様に“終わる困る”取引先もいます。
「優秀な跡取りが親族の中にいる」
「優秀な跡取りが従業員の中にいる」
のなら心強いですが、
あくまでも、
「いい人」ではなく、
「いい経営者」選びであることを
忘れてはいけません。
今日は
完全な第三者に会社(事業)を託す「事業承継」第3の選択肢
「M&A」について、考えてみます。
第三者は他人だから信用できない…こともない
「M&A」とは
「Mergers and Acquisitions」の略。
親族や従業員以外の「第三者」が買い手となる、
「吸収および合併」を意味します。
「吸収および合併」というワードはかなりパンチが強く、
「わー、乗っ取られるんだー」的なイメージが先行しがちですが、
それは短絡的な性悪説にも見えますので、
ここはいったん深呼吸し、よ~く考えてみましょう。
まず、
縁もゆかりもない「第三者」は、
情だけに流され、
うっかり無駄な買い物に踏み出すことは、まずありません。
もし「第三者」が買収や吸収に名乗り出てくるのであれば、
その時点でその「第三者」は
対象の会社(事業)にリスクを背負う魅力、
「勝ち目」をそれなりに感じているということになります。
他人だからこそ、
魅力を感じているものは、しっかりお金もかけます。
現経営者にはない
運営資金や独自のノウハウ、
既に保有している他事業との相乗効果により、
継承後には、
さらなる伸びしろ(夢)だって見せてくれるかもしれません。
例えば、やすひさが、
たまたま知った美味しいお店が
廃業(引退)を考えている事実を人伝(ひとづて)に知り、
「もったない」と考え、迷った結果、
経営権の取得に踏み切ろとするパターンを考えてみましょう。
やすひさには
仲よくさせていただているお店がたくさんあります。
それを差し置いて、
リスクを背負い、引き継ぐメリットは、
美味しいメニュー(からあげ)のレシピと、
そのレシピを再現できる従業員、
美味しいお店と認知されている付加価値、
そしてファンを獲得できることであり、
面識の薄い、
経営者さんの感謝の言葉だけでは、
さすがに原動力として物足りません。
(もちろん感謝されると嬉しいです)
そして、やすひさは
「おいしい唐揚げを広めたい」が
全ての行動の軸となる男ですし、
「大好きな唐揚げのせいで破綻をしたくない」ので、
買い取った後は、
なんとかお店を安定軌道に乗せ、
タイミングを見て大きくしようと頑張ることでしょう。
そう、この買収劇(仮説)は、
あくまでも「唐揚げ」のためであり、
やすひさ自身のためなのです。
つまり、
名乗り出てくれる人が他人であればあるほど、
必死に、攻めの姿勢で事業の未来を考えてくれる
アツアツの人間である可能性があることを、見落としてはいけない、
ということなんです。
※ただし、例外はあります。
第三者でもいいから託したくなる魅力の有無は自分次第
統計では、
先代の経営者の在任期間が長ければ長いほど、
「親族内継承」を実施する傾向が強く、
逆に短ければ短いほど従業員や第三者の比率が上がる、
という傾向が、見て取れます。
家族的な社風が根付けば根付くほど、
「M&A」が難しくなるという空気感は分からなくもありませんし、
元々の経営者の人柄に魅かれて…が抑止力となって在籍している従業員なら、
経営者が変わる際、
感情的に異を唱え、反発や離職も起きうるかもしれません。
ただ、人の現役生活は有限で、
自身が永久に経営者でいられるわけはありませんよね。
長い目で、
いつか事業を独り立ちさせる道筋も想定し、
その際のキーマンとなる従業員には、
早い段階で長期的なビジョンを共有しておく必要があります。
そうすることで、
買い手企業による、
極端な方針転換や雇用条件の変更などを食い止める抑止力にもなるでしょうし、
それ以前に、
「従業員承継」という選択肢だって残しておけるかもしれません。
なにより、長い目で、
価値のある店づくりを重ねておく取り組みは、
現状にも確実にプラスをもたらします。
理想的なカタチで、
会社(事業)を残していくために今日を頑張っていきましょう。
なお、やすひさは、
経営者の端くれではありますが、
情に流されやすい部類である自負があります。
将来「やすひさにレシピや店を託してもいいかな」と
思われている方は、今のうちに仲良くしておいていただけくことも
ひとつの備えになるかもしれませんよ(笑)
おすすめのビジネス
様々な飲食店を応援しているやすひさですが、
ビジネスとして一番おすすめしているのは唐揚店です。
ビジネスとしての唐揚げ
やり方と考え方がきちんと分かれば、
唐揚げほど低リスクで始められるビジネスは経験上ありません。
例えばフランチャイズで唐揚げを始めるとして、
これから飲食店を始める方は、
ノウハウをきちんと把握できるフランチャイズの強みを活かして、
通常より早く軌道に乗せられますし、
既存のお店を持つ方にも「一品フランチャイズ」という形態で、
今のお店を生かし唐揚げで利益を得ることもできます。
からあげフランチャイズ
そんな中で唐揚げに特化したフランチャイズ募集サイトがあります。
その名も『からあげフランチャイズ』です。
一般社団法人日本唐揚協会が運営する、
唐揚げが一番わかっている団体による、
安心、安全な唐揚げビジネスのフランチャイズ本部を集めたサイトです。
ぜひ、一度検討してみてはいかがでしょうか?
あなたのビジネスを加速させてください。