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売上げを揚げよう~BGM/入門(著作権)編~

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売上げを揚げよう~BGM/入門(著作権)編~

最初に

この記事の要約

  • 個人利用と営業利用で法的にBGM の利用範囲が変わる
  • JASRAC管理楽曲は規模に応じた年間契約での利用が断然お得
  • 「著作権」が絡まない音楽もあるが選択肢は狭まる

この記事の目的

この記事情報は飲食店(特に唐揚店を応援していますが、他の飲食店経営でも役立つ情報です)をやってみたい方、始めたい方、既に経営や運営をしている方に向けた、ノウハウ提供を目的に書き綴っています。

「飲食店経営は自分には難しいよな」「飲食店経営をやる上でなるべく失敗したくないなぁ」「唐揚店をもっと上手くやるためにはどうすればいい?」など、心配事や疑問に対して、事前に情報をキチンと集められる様記事にしていきます。

これらの情報であなたのお店が盛り揚がることを祈っています。

今日のテーマは「BGM/入門(著作権)編」

お世話になります。

24時間、365日、

美味しい「唐揚げ」を補給すればするほど

快調な会長、

やすひさです。

飲食店のオープンを具体的に考えている方、

飲食店をオープンすることを決意している方、

飲食店のオープンに向けて準備している方、

といった「予備軍」の方にお役立ちできるよう、

そして、

既に飲食店を経営されている

「諸先輩」の方につきましては、

おさらい程度にでも

活用していただけるよう、

で、あわよくば

ステップアップに貢献できるように、

様々なジャンルの「経営」に携わってきた

私、やすひさの

じっくり漬け込んで熟成させた

運営ノウハウのようなものを、

小出し、単品メニュー的に提供しています。

読んでいただける方の

よき「差し入れ」のひとつとなりましたら幸いです。

よろしくお願い申し揚げます。

今日のお題は、

さっそくですが、

今日のお題は「BGM」の入門編です。

そのいい感じのBGM・・・違法使用かも!

さて、

いまさら聞けない話から入りましょう。

「BGM」って何の言葉の略か、

ご存じですか?

正解は「Back ground music」です。

背景に流れ、

その場の空気感・世界観を作る音楽を指すもので、

居心地を大切にする飲食店にとっても、

欠かせないアクセントですよね。

音楽は言葉を超えた世界の共通言語、

ジャンルも多種多様ですので、

その中には

あなたが理想とするお店の雰囲気、

さらには経営戦略に合った音楽、

というものがほぼほぼ存在するはずです。

ただ、

その「BGM選び」の前に、

経ておくべき「下準備」があります。

そうです。

「なんとなく」で曖昧になりがちな、

「著作権」使用の問題です。

日本国内で聞ける、

販売されている音楽の多くは、

著作権管理団体が、

作詞・作曲者が権利を持つ楽曲の「利用」について、

管理と手続きを担い、

権利使用料の徴収を代行しています。

その役割は昔も今も、

「日本音楽著作権協会(以下JASRAC)」

が圧倒的なシェアで担っていますが、

実は2001年の「著作権等管理事業法」施行により、

「JASRAC」の独占状態は解消されていて

現状は「NexTone」などといった新規参入事業者も、

その業務に携わっています。

後発事業者が作家のニーズに応じた柔軟性で

シェアを伸ばしたことで、

各団体、

「作家」向けのサービスが向上しているとも聞きますが

ここまでは私たち「利用者」にはほぼ無関係に近い話。

例え、

著作権管理団体への登録がない楽曲だとしても、

私たちがビジネスに「BGM」に音楽を活用する場合、

「許可」がいる場合がほとんど!・・・

ということは、まず認識しておかないといけません。

著作権は知れば知るほど難しい。サブスク的の一括契約で気軽な利用を!

「著作権」は、

作家が作品を作った時点で

自動発生する絶対的な権利で、

あらゆるケースに応じるべく、

細か~い種類に分類されており、

「権利の束」とも言われています。

要するに

「人が創ったものを勝手に使うなよ!」

ってことなのですが、

じゃあ、利用者側が楽曲ごとに作家先生を調べて、

「使っても大丈夫ですか?」

「使うならおいくらですか?」

って聞いて回るわけにもいかなうですよね。

聞かれる方も対応が面倒ですし、

「言った」「言わない」が、

あとあとのもめごとの火種にもなりそうです。

そういったわずらわしさを

取り仕切り、取り払ってくれるのが

先ほどの著作権団体なわけでして、

この存在って、

意外と有難かったりもするのです。

さあ、「BGM」での利用について、

話を戻しましょう。

利用者サイド(お店)の声としてよく耳にするのが、

「店主が自分で買ったCD(音源)だから店で流しても大丈夫!」

という声です。

ですが実はこれ、基本的に「NG」なんです。

個人(私的)利用ではない営利目的での音楽の利用は、

作家への許可、

もしくは著作権団体への「利用」手続きが必要となります。

そして

「自分で買ったCD(音源)をCD-Rにコピーして流す」

「自分で買ったCD(音源)をi-podやi-padに取り込んで流す」

という別媒体への「録音物」の利用、

もっと「NG」で、

こういった楽曲の使い方をする場合、

「複製利用」の許可という、別の手続きも発生します。

営利目的の「複製」の場合は、

音源を制作したレコード会社の許可が別途いるのでより煩雑。

ちなみに、個人(私的)利用での「複製」は、許可されています。

と、まとめると面倒くさいですよね?

こういった文言もあって、

「搾取」されてる感覚に陥る人も多いような気がします。

ただ、実際は1曲ごと、

1枚のCDごとに許可を取る必要はありません。

「購入した音源を利用する」に留め、

店舗面積と契約期間で割り出した金額を、

一括で払えばいいのです。

店舗面積は

  • 500㎡まで
  • 1,000㎡まで
  • 3,000㎡まで
  • 6,000㎡まで
  • 9,000㎡まで
  • 9,000㎡を超える

の6区分で、

契約期間は

  • 年額
  • 1ヵ月
  • 1曲1回

の3区分から組み合わせて選べるのですが、

500㎡以内の小規模なお店で

最もお得なサブスク的(登録楽曲なら何でも使える)な

年間契約なら6000円(税別)の利用料、

月額500円ですので、

動画配信の有料サブスク程度ですよね。

なお、9,000㎡を超える場合でも年額10,000円(税別)です。

https://www.jasrac.or.jp/info/bgm/index.html

ただ、塵も積もれば山になります。

ある日、普通にお客としてお店に来た人が

著作権の調査に携わる関係者で

「あれ?このお店、既存の曲をBGMで普通に流しているけど契約者じゃないな」

なんてことになり、

創業時期から遡っての「お伺い」をたてられる、

といった事態に陥る可能性もゼロではありません。

月額500円程度の節約のために

「無音」を選択するのもナンセンスですし、

正規の手続きをしておくのが賢明だと思います。

ちょっと音量を上げて、元を取っておきましょう(笑)

ちなみに1曲1回の場合、

500㎡以内の小規模なお店で、都度2円。

こちらを高いとみるか、安いとみるかは

あなた次第です。

なんだかんだで

権利者に分配されているシステムとのことですので、

「搾取」の解釈は、早計な気がします。

好きなアーティストの活動、音楽業界を応援する、

ぐらいの気持ちで、

大らかに、堂々と音楽でお店を彩りましょう。

●一応知っておきましょう。ゼロ円利用の方法を。

ちなみに、

「JASRAC」の許可を必要としない楽曲、

および利用法もあるといえばあります。

  • 放送中のテレビやラジオを垂れ流す
  • 著作権フリーの曲を流す
  • 著作権が切れている曲を流す
  • 有線やBGM用の音楽配信サービスの利用

です。

テレビやラジオは、

放送されているものに限ります。

録画、録音したものは「複製」に該当しますし、

インターネットラジオは別扱いなので、

手続きをしましょう。

また、

「著作権フリー」を売りにする音源は当然、

許可がいらないわけですが、

個別に細かいルールがある場合があります。

あと、いずれも有名曲ではないですし、

「それっぽい」ものの中から

フィットするモノを探す手間はあるでしょう。

「著作権がない」曲と言うのは、

著作者の亡くなって70年が経過したクラシック曲や

民謡などが該当します。

ただ、クラシックでも、

比較的近年製作されたものがありますので、

著作者情報はしっかり押さえておく必要があるでしょう。

曲自体が古くても、

近年歌詞が加えられたバージョンは、

作詞側の著作権が持続している場合があるので、

利用の際は注意が必要です。

また、

有線やBGM用の音楽配信サービスなら、

サービスの利用料に著作権の使用料が含まれているため、

別途手続き、支払いの必要がありません。

手間とお金、

お店の雰囲気を天秤にかけて、

ベストで正しい判断を重ねていきましょう!

やすひさでした。

おすすめのビジネス

様々な飲食店を応援しているやすひさですが、
ビジネスとして一番おすすめしているのは唐揚店です。

ビジネスとしての唐揚げ

やり方と考え方がきちんと分かれば、
唐揚げほど低リスクで始められるビジネスは経験上ありません。
例えばフランチャイズで唐揚げを始めるとして、
これから飲食店を始める方は、
ノウハウをきちんと把握できるフランチャイズの強みを活かして、
通常より早く軌道に乗せられますし、
既存のお店を持つ方にも「一品フランチャイズ」という形態で、
今のお店を生かし唐揚げで利益を得ることもできます。

からあげフランチャイズ

そんな中で唐揚げに特化したフランチャイズ募集サイトがあります。
その名も『からあげフランチャイズ』です。
一般社団法人日本唐揚協会が運営する、
唐揚げが一番わかっている団体による、
安心、安全な唐揚げビジネスのフランチャイズ本部を集めたサイトです。
ぜひ、一度検討してみてはいかがでしょうか?
あなたのビジネスを加速させてください。