コンビニの移動販売フランチャイズのメリット・デメリット|成功のポイント
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最初に
この記事の目的
この記事情報は飲食店(特に唐揚店を応援していますが、他の飲食店経営でも役立つ情報です)をやってみたい方、始めたい方、既に経営や運営をしている方に向けた、ノウハウ提供を目的に書き綴っています。
「飲食店経営は自分には難しいよな」「飲食店経営をやる上でなるべく失敗したくないなぁ」「唐揚店をもっと上手くやるためにはどうすればいい?」など、心配事や疑問に対して、事前に情報をキチンと集められる様記事にしていきます。
これらの情報であなたのお店が盛り揚がることを祈っています
今日のテーマは「コンビニの移動販売フランチャイズ」
こんにちは。
24時間、365日、
美味しい「唐揚げ」を補給すればするほど
快調な会長、
やすひさです。
飲食店のオープンを具体的に考えている方、
飲食店をオープンすることを決意している方、
飲食店のオープンに向けて準備している方、
といった「予備軍」の方にお役立ちできるよう、
そして、
既に飲食店を経営されている
「諸先輩」の方につきましては、
おさらい程度にでも
活用していただけるよう、
で、あわよくば
ステップアップに貢献できるように、
様々なジャンルの「経営」に携わってきた
私、やすひさの
じっくり漬け込んで熟成させた
運営ノウハウのようなものを、
小出し、単品メニュー的に提供しています。
読んでいただける方の
よき「差し入れ」のひとつとなりましたら幸いです。
よろしくお願い申し揚げます。
で、今日のテーマは「コンビニの移動販売フランチャイズ」です。
そもそも「コンビニ移動販売(フランチャイズ)」というものを初めて知った方もいるかもしれませんが、近年店舗数が多くなってきています。
そこでここではコンビニ移動販売フランチャイズ店の始め方、メリット・デメリット、稼ぐためのポイントなどについて解説していきます。
コンビニ移動販売フランチャイズの4つのメリット・強み
まずはコンビニ移動販売フランチャイズのメリットから見ていきましょう。
1:普通のコンビニよりも客層が広げやすい
移動販売ですから、普段買い物をしにくい人や、コンビニがないエリアの人にも販売することができます。つまり普通のコンビニよりも客層を広げやすいということです。
実際、コンビニ移動販売の収益は年々上がってきています(経済産業省の発表より)。
2:普通のコンビニよりも客単価が高い
「普通のコンビニ」の利用者の多くは、一回の買い物でそれほどお金を使いません(ご自身がコンビニに行く場合のことを想像してみてください)。
ですが移動販売については先ほどもお伝えした通り、普段買い物をしにくい人などが客となりますから、洗剤やトイレットペーパーなどの日用品も購入してもらえます。
そのため移動販売フランチャイズのコンビニは客単価が高くなるのです。
3:知名度が高い
移動販売ならではのメリットではありませんが、大手のコンビニ(ファミリーマート、セブイレブンなど)は知名度が非常に高いですから、広告宣伝の必要性は低いです。
また、商品に対する信頼性もありますから、移動販売であっても安定して客がつきやすいと言えます。
4:商品開発をしなくていい
こちらも移動販売特有の利点ではありませんが、フランチャイズですから基本的に商品開発をする必要はありません。その辺りのことは全て本部が担当します。
もちろん原価の算出をしたり、ニーズの強さについて調べたりすることもありません。
本部が市場調査を行った上で開発した・取り入れた「売れやすい商品」のみを扱うことができます。
コンビニ移動販売フランチャイズの3つのデメリット・注意点
続いてはコンビニ移動販売フランチャイズのデメリットを3つ挙げていきます。
1:体力が求められる
特に過疎地の場合、1日35~40件程度を回り、100キロ以上運転することになります。
そうでなくても最低でも1日10~20件ほど(20~30キロくらい)は運転する必要があります。
肉体労働的な厳しさはそれほどありませんが、長距離運転に慣れるまでは大変かもしれません。
2:個包装されていない食品は扱いにくい
つまり機械からコップに注ぐタイプのコーヒー、ホットスナックなどのことです。
こういった個包装されていない食品を販売する場合、保健所の営業許可が必要になります営業許可を得るためには給排水タンクなどの設備基準をクリアしなければなりませんが、コンビニの移動販売車両の仕様上厳しいものがあります。
3:商品で独自性を出しにくい
移動販売とはいっても、原則としてそのコンビニで販売している商品を扱うことになります。
そのため商品ラインナップで個性を出すのは難しいのですが、なんとか「移動販売特有のメリット」を全面に押し出さないと生き残れません。
コンビニ移動販売フランチャイズの開業までの流れ
「フランチャイズに加盟→固定店舗のオーナーになる→移動販売を検討する」という流れになるのが普通です。
では、その後はどう進んでいくのでしょうか。解説していきます。
1:移動販売のお試しをする
チェーンにもよりますが、同系列店舗の移動販売のお試しをしているところもあります。
移動販売の店舗(車両)と一緒に一日回って体験しましょう。
2:営業エリアの選定
市場調査を行い、コンビニ移動販売のニーズがある地域を探します。
3:出店場所の選定・販売ルート決め
営業エリアが決定したら、出店場所や販売ルートも選びます。
住宅地を回るのであれば、一般家庭の駐車場を使うことになる可能性もあります。
必要な場所からは全て許可を取りましょう。
具体的な施設としては老人ホームや事業所などが狙い目です。
4:商品を決める
原則として自分の店舗のコンビニから商品を車両に積むことになります。
何を売るのかの決定権は、加盟店のオーナーが持つことになる場合が多いです。
保健所に申請をするときに、どのような食品を売るか説明する必要がありますから、この段階である程度決めておくことが大事です。
5:移動販売車両を準備する
コンビニの移動販売車両としては、1トントラックや軽トラックを使うのが普通です。
車の中には陳列棚、冷凍庫、冷蔵庫などを設置します。
コストの目安は、
1トントラック:250~300万円ほど
軽トラック:200万円~
です(いずれも設備込み)。
設備のサイズや商品の量に応じて車両を選定することが大事です。あまり大きくても意味がないので気をつけてください。
6:資格の取得・届け出
コンビニ移動販売フランチャイズでは、以下の資格・届け出が必要です。
・食品衛生責任者
→食品の販売をするのであれば欠かせません。ただ、通常のコンビニを経営するにあたってすでに取得している場合が多いでしょう。
・販売業の届け出
→営業エリアを管轄する保健所に「販売業の届け出」を出します。ちなみに「個包装されている食品」だけを扱うのであれば「営業許可」はいりませんし、保健所による車両審査もありません。
7:営業スタート
基本的に通常のコンビニの店舗から、商品を車に積み入れることになります。
そして移動販売が終わったタイミングで残っている売り物は、通常店舗に置いて販売を続けます(この方法でロスを減らせるのもコンビニ移動販売のメリットと言えるでしょう)。
移動販売フランチャイズを展開しているコンビニ3選
・ファミリーマート
・ローソン
・セブンイレブン
の3チェーンが有名です。
それぞれ特徴が違いますので簡単に解説していきます。
ファミリーマート
・2011年9月から開始
・東日本大震災の復興支援がきっかけ
・群馬、栃木、愛媛などお年寄りが多いエリアをメインに活動
・2016年5月からは「ファミリーマート+Aコープいよ店」による移動販売事業を展開(全国農業協同組合連合会と協力)
ローソン
ローソンお届けサービス:TELなどでオーダーを受け、商品を客の家に届ける
ローソン移動販売サービス:工場、企業、高齢者施設などに行って、商品を販売する
この2種がローソンの展開している移動販売事業です。
ちなみに日本のコンビニで最初にフードデリバリーサービスをスタートしたのはローソンです。
そしてフードデリバリーを介して、移動販売をすることもできます。
具体的には、Wolt、DiDIFood、foodpanda、UberEatsといったサービスに取り組んでいます。
セブンイレブン
・2011年5月に移動販売をスタート
・100台以上の車両を運用
・事業所、個人の家、山間の住宅エリアなど、お年寄りの多い様々な場所に行っている
コンビニ移動販売フランチャイズで成功するためのポイント
コンビニ移動販売フランチャイズで成功するためのポイントを3つ挙げます。
1:移動販売をする前から見込み客のあたりをつけておく
移動販売の開業をしてから、客を探すのはあまりにも遅いです。
開業前に見込み客のあたりをつけておきましょう。
「来てほしい」という人を探し、お得意様になりそうな人を多く確保して、そのルートを通ることが大事です。
そのためには、過疎地や住宅街の家を地道に一軒ずつ回るのがおすすめです。大変ではありますが、確実性は非常に高いです。
また、移動販売をスタートすることを折込チラシで宣伝するのも良いでしょう。
2:客とコミュニケーションを取る
キッチンカーなどと比較しても、コンビニ移動販売は「地域密着型」感が強いと言えます。
ですから営業的な会話だけでなく、「地域に来てくれる信頼できる人・親しみやすい人」と思ってもらえるレベルのコミュニケーションを取ることが大事です。
そうなれば「あなた以外のところからは買わない」という人さえ増えていきます。
また、オーナーとしても多くの人と楽しく交流しながら販売した方が、モチベーションも続くことでしょう。
3:エリアや個人のニーズに沿ってラインナップを調整する
エリアの特性に合わせて商品の品揃えを調整するというのは、誰でもイメージできる手法だと思います(通常のコンビニやキッチンカーなどとは異なり、買うものが固定されている利用者もたくさんいます)。
そしてコンビニ移動販売の場合は、「個人単位のニーズ」も考慮して品物を準備しましょう。するとさらに売上がアップすることでしょう。
「一人一人に合わせて売り物を決めるのはやりすぎ」と感じるかもしれませんが、高確率で買ってもらえますから全く問題ありません。
おすすめのビジネス
様々な飲食店を応援しているやすひさですが、
ビジネスとして一番おすすめしているのは唐揚店です。
ビジネスとしての唐揚げ
やり方と考え方がきちんと分かれば、
唐揚げほど低リスクで始められるビジネスは経験上ありません。
例えばフランチャイズで唐揚げを始めるとして、
これから飲食店を始める方は、
ノウハウをきちんと把握できるフランチャイズの強みを活かして、
通常より早く軌道に乗せられますし、
既存のお店を持つ方にも「一品フランチャイズ」という形態で、
今のお店を生かし唐揚げで利益を得ることもできます。
からあげフランチャイズ
そんな中で唐揚げに特化したフランチャイズ募集サイトがあります。
その名も『からあげフランチャイズ』です。
一般社団法人日本唐揚協会が運営する、
唐揚げが一番わかっている団体による、
安心、安全な唐揚げビジネスのフランチャイズ本部を集めたサイトです。
ぜひ、一度検討してみてはいかがでしょうか?
あなたのビジネスを加速させてください。